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デス・トゥ・スムーチーのとぽとぽのレビュー・感想・評価

デス・トゥ・スムーチー(2002年製作の映画)
3.0
大人向け子供番組。いつまでも子供みたいな頂上決戦?純粋すぎるタイトルロールを演じるのはメソッド俳優エドワード・ノートン vs ノリノリな敵キャラ(?)元スターには愛すべき演技派コメディ畑名優ロビン・ウィリアムズ。最高なキャスティング。ワイロを受け取っていて子供番組をクビになった元・人気ホストが自分の後釜を殺そうとあれこれ妨害を企てるコメディ(そんなプロットどこかで見たことあるな?)。スムーチーに死を! とえらく物騒なタイトルで才能あるキャストが繰り広げるドタバタ劇。特に"永遠の少年"を地で行くエドワード・ノートンはさながらアラン・カミング・モードでピュアさ満点(前年『スパイキッズ』)。監督を務めたのは俳優ダニー・デヴィートで彼自身も代理人に名乗り出る胡散臭いバーク役で出演している。空回りコテコテ高カロリーでドギツめだけど個人的にはそのチャーミングさを楽しめたし好きだったかな。たまにやり過ぎちゃう演出に持ち味である毒気含め微笑ましいし感情移入する余地がある。こういうブラックコメディがもうちょっと多く生まれてくれたらいいな。だってマフィアとの関わりや麻薬常用者なんて今の日本の芸能界にも通ずるだろ。いざとなったらランドルフの心変わりの早さには驚かされる。

P.S. どんな人間の中にでも眠っている暴力性という意味では同じくエドワード・ノートン主演『ファイトクラブ』を、また、いくら人気者でも邪魔物は消されるという考えは『アイリッシュマン』を思い出した。
深夜のテンションで見たせい(おかげ?)かドラッギーな趣もあった。

🦏サイ 🌈Rainbow Fucking Randolph!! 「僕は子供たちのために歌う」「主張のある雇い主を誇りに思え」SMOOCHY IS A NAZI 「悪い日もある」美しい街だけど汚れたところもある。始まったばかりだ
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