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蛇の卵のAmgNのレビュー・感想・評価

蛇の卵(1977年製作の映画)
3.9
ハリウッド資本でも変わらず神は不在。
期待していたベルイマンとは違うものの面白い。
オープニング、遠巻きの兄、サーカスのシークエンス、窓越しに見つめるショット、随所にうおっと感じるものがある。
そしてやはりベルイマン、映画の終盤ではわかりやすくテーマについて言及していただける。今作では=映画的なオチ部分だが。
鏡が度々登場するが映し出されるのは自身だけではなくそこにある環境。
割っても変わらない。

【蛇の卵】がやはり秀逸。

ハリウッド資本だからなのかいつも90分なのが120分になってて冗長に感じられる場面もあったのがちょっと惜しい。
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