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ブリジット・ジョーンズの日記の2BAMEのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

公開当時、こんなにブスな主人公は史上初と話題になった(実際はレニーゼルウィガーが役作りのために太っただけで、もともとは白人系の美女ですが)作品。張り切って劇場に行った記憶があります。

続編(3作目?!)の公開とレビューも兼ねて再鑑賞しました。

まず、驚いたのは、主人公32歳だったんですね。今では32歳の独身なんてそうそう珍しくないですけど、あの頃はまだ…なーんて、思い出しました。加えて、ブリジットの両親が熟年離婚で問題になっている「夫婦間の無関心」やセックスレスなんかにも少し登場してくるあたり、時代の先読みしてたんだなぁ…と少し関心してしまいました。

この映画の魅力はキャスティングが抜群なところです。どう見ても売れ残りなブリジットをレニーゼルウィガーがチャーミングに演じており、観客から強い共感を得るのに成功しています。田舎臭くて堅物で不器用で誠実なマークはコリンファースにはぴったりですし、何と言っても、チャラいイケメンのヒューグラントは最高。あの憎めない笑顔がこの男はダメだとわかっていても惹かれてしまう女心を掴まないはずがありません。コリンファースとヒューグラントのキャラクターが対極にあるので、メリハリがあります。

そして、音楽の選択も実に上手く、シーンにぴったり合っています。耳に覚えのある曲ばかりなので、より一層映画のワンシーンを盛り立てています。オープニングのall by my selfはブリジットの孤独を際立たせています。キャラクターだけでなく、音楽も序盤は孤独を印象付け、中盤後半と盛り上がる様に、計算されて選択されています。なかなか侮れない作品です。

久々に鑑賞しましたが、やはり面白い作品でした。

最後に、ブリジットの日記の自分の悪口を見て、新しい日記帳をプレゼントするというマークはとても知的でカッコ良いなと。こんな男性と一度お付き合いしてみたかったなと思いました(笑)
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