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ブリジット・ジョーンズの日記のsatchanのレビュー・感想・評価

4.0
二度目の鑑賞ですが、やはり面白かった。以前は、ダニエルに気を取られていて、ヒュー・グラントがどうしてこんな役なのか、自分なら避けたいどうしようもない男役であることに失望していました。でも、歳を重ねて見ると、ダサい弁護士マークの方が断然良かった!最近、『レイルウェイ』『英国王のスピーチ』などでコリン・ファースの素晴らしい作品に触れたところ。トナカイセーターの、あの雪だるまネクタイのマーク役が、コリン・ファースだったとは…。完全に忘れていたし、当時気にも留めていなかったです。こんなダサい人と結ばれる映画って…と思っていた自分が懐かしくもあります。

ブリジット役のレネー・ゼルウィガーの言動が滑稽で面白く、愛さずにはいられないです。アメリカ・テキサス出身なのに、見事なイギリス英語。この映画のために、13kgも体重を増やしたというから、驚きです。あのデカパンや、消防中継のシーンに大いに活かされていると思います。ブリジットのお母さんの言動も、自分の親と重ね合わせ、共感できます。サイテー男が似合いすぎるヒュー・グラントは、ある意味気の毒かも。この作品が愛されるのは、女性が陥りがちな落とし穴が描かれていて、普遍的な永遠のテーマだからかな、と思います。
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