ワンシチュエーションに拘る割には場を汚しきる快感が薄れているかなと。
サザーランドはやっぱり優秀ですよ。

ちょび髭のW.C.フィールズがパラマウンド映画で作った13本の喜劇映画の１本。

W.C.フィールズは、ジャグリングが得意なボードビル芸人として人気を博し、映画界に進出。サイレントからトーキー初期、デカい鼻とブツブツ呟く突っ込み、平手打ち、小道具を器用に扱うことで一世を風靡しました。

サムビスビー（WCフィールズ）は、割れないガラスを開発している町工場のオヤジで、自動車メーカーに売り込みに行きますが、車を間違えて、他人の車のフロントガラスを粉々にして逃げる羽目に。
電車での帰り道、ビスビーは自殺を考えますが、逃げ込んだコンパートメントで、意気消沈している女性（アリス・ジョイス）を励まします。実は、その女性はとある国の王女で、サムビスビーは一夜う、田舎町の名士となり…

町の名士として扱われゴルフ場の始球式の場面は有名。笑えます。

W.C.フィールズは著作権の意識が薄かった時代、舞台用の軽演劇を映画が無断で再利用していたことを訴えたことでも知られています。

• #アメリカ国立映画登録簿