西村賢太の私小説が原作
森山未來が今回は「モテキ」の数十倍悲惨な青年を熱演している。
様々な境遇ゆえに底辺の肉体労働をしている青年の波乱な日々。
人とのつながりを欲しているにもかかわらず、コミュニケーション下手で
幸せに向かおうとすると、自ら元のどん底に落ちてしまう。
心理学で言うところの「人生脚本」が「幸せになるな」
とプログラミングされてるのだろうか?
最低最悪な人物なのだが、登場人物が思い当たる節がある人々ばかりで
最悪と思いながらもどこかダメな自分にも重ねてしまう。
森山未來、高良健吾、前田敦子、マキタスポーツ
各映画賞を取りまくってるとおり
それぞれの演技も素晴らしい。