ろっち

苦役列車のろっちのレビュー・感想・評価

苦役列車(2012年製作の映画)
3.8
最底辺の男の話。
1986年。北町貫多は19歳、小5の時父親が性犯罪を起こし一家離散、中学校卒業以来、日雇い仕事でその日暮らしを続けている。稼いだ金はほぼ酒と風俗に費やすクズっぷり。唯一の楽しみは読書。
ある日、移動バスで専門学校生の日下部正二に声をかけられ、初めて友達といえるかもしれない存在になる。そして……ってあらすじ。
面白かった。這い上がれない、這い上がらない?卑屈に物事を捉え不器用に生きて、何とか底辺で暮らす。とにかく捻れている。正二の普通さが眩しく見えるっていう不思議な感じ。私はまだ大丈夫だ。と、思える映画でした。
まぁ多くは語るまい(笑)
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