「父親が性犯罪者」っていうパワーワードよ笑。西村賢太はこの自虐性が終始堪らん。
西村賢太は大学入った時、好きでよく読んでたけど、映画の方は微妙かなぁ。ラストとかいやそうじゃないってなった。
もっとこう…この世界は汚く汚物にまみれててどうしようもないんだって事を教えてる気がするのに。それをクスッと笑える自虐で語る話なのに。
このラストだと、希望も夢もある!未来は明るいんだ!みたいな、ただの眩しい青春映画やん。
原作のままだと映画化しにくいのは分かるけど、ちょっと脚色と加筆が過ぎる。
あと、森山美来が細い。堕落しきった北町貫太はこんなんじゃないと思う。
原作と映画とでは別物だと考えればそれなりに面白いけど、この映画観てから西村賢太知ったら仰天すると思う。