keita

突撃のkeitaのレビュー・感想・評価

突撃(1957年製作の映画)
4.5
素晴らしい

キューブリックらしくないといえばらしくない
でもよくよく考えたら戦争映画やから別にいいねん

とはいえ、カメラワークとか演出はやっぱり一流…になる前の映画やけど

そして初めて知ったマイケル・ダグラスの父親が俳優で名前がカーク・ダグラスであること
めちゃくちゃ瓜二つやないか


フランス軍とドイツ軍の戦争
なのに敵側のドイツ軍が一切出てこない、戦争の怖さはそこだけじゃなくて、命がばったばたなくなっていく最中、命が軽視されすぎるところにあるんやろうな
そして1番怖いのは味方のトップ
これは今の日本社会と重なる部分がある
そしてそのトップの怖さとかそこが敵でもあるということを引き立てようとした結果のドイツ軍出てこないという選択だろう。あっぱれ。
より一層トップの理不尽さとか苛立ちに集中できるからな

だいぶんダグラスの気持ちになれていい感じでいらいらできた
keita

keita