突撃の作品情報・感想・評価

「突撃」に投稿された感想・評価

「ドイツの弾が嫌ならフランスの弾を食らえ!」

「アリ塚」への突撃場面は、猛爆撃の中を進まされる大勢の兵隊を延々平行ドリーでとらえる。長い長い塹壕を移動し続けるカメラ然り、『フルメタル・ジャケット』とも共通する混沌とした戦場の中の整然としたカメラワーク

加えて軍法会議、銃殺刑のシークエンスが三大ハイライト。いずれも広い空間とその中の人物たちの切り取り方がすごい。処刑ではセレモニー的な流れをじっくり見せるが、最後は一瞬の出来事。この落差

ラストの、疲労の色濃い兵士たちの顔、顔、顔
とり

とりの感想・評価

4.0
今見ても胸熱に刺さる一作で本当の勇気とは何か、本当に罰せられるべきものとはということを短い尺の中で濃密に考えさせられる一作。迫力のアクションシーンもあり戦場モノかと思って見始めるとまさかの法廷モノで、それすら越えていくドラマ。つまり邦題のような作品かと思っていると実は原題の意味が沁みてくるという。それらをキューブリックが彼の後期ほど神経質的じゃなくともやはり優れた演出と主演カーク・ダグラスが体現する。発せられる言葉の一つ一つが重くのし掛かり、見る者に人間性を説く疑問符を投げ掛けるようだ。ここで描かれるメッセージは今なお(残念ながら)色褪せることなく、あらゆる体制や社会の歯車に言えることで多くの人が何かしらに自分の状況を重ね合わせて見ることを容易にするようだ。戦争はやはり避けなくてはならない。この狂気のように盲目な集団意識が蔓延するグレーゾーンの中に正義はあるのか?

「数m進むためにに数十万人が死んだ」
TOMATOMETER95 AUDIENCE95
Critic Consensus: Paths of Glory is a transcendentally humane war movie from Stanley Kubrick, with impressive, protracted battle sequences and a knock-out ending.
MASAYA

MASAYAの感想・評価

3.4
戦争映画としての要素は前半30分。
残りは法廷ものやヒューマンもののような中身。

理不尽さや不条理という言葉がぴったりなのではないか。

部下を守るダックス大佐がカッコいい。
あるべき上司の姿。

だが、終盤を含め納得できないシーンがちらほら。

カメラワークとかの雰囲気は『現金に体を張れ』に近い。
Mizu

Mizuの感想・評価

-
戦争当時こうだったんだなあ簡単に人殺すの、殺しに行くの、大変だよね。。
キューバリックは本当いろんなジャンルの映画をこの世に残していったんだね。
のゆ

のゆの感想・評価

4.1
面白かった。

ルメートルの「天国でまた会おう」と同じシチュエーションだったので、話の筋はすんなり理解出来ました。原題はSee you up there ですね

心情描写が凄いです。ズシンときます
mtmt

mtmtの感想・評価

3.7
キューブリック監督20代の作品。舞台はWW1の独仏塹壕戦から仏軍軍法会議へ。狡猾な将軍と無力な一般兵士対比など戦地での不条理が描かれた反戦映画。奥行きを持った構図はいかにも監督らしかった。またラストでの余韻の作り方は素晴らしい。だがこの作品の出来においては、カーク・ダグラスの存在感がより重要だと感じた。
豪邸で指揮をとる将軍と泥濘で戦う兵士との対比、無謀な攻撃とその責任を負わされる最前線の兵士、そして見せしめの軍事裁判と処刑ー…
見世物とされた独の少女とフランス人の男達との友愛も、全てが虚しい…あの大戦の縮図のような一本。

長回し調の突撃シーンは流石映像狂キューブリックとあって、1950年代とは思えない良質な映像美
スター

スターの感想・評価

4.0
第一次世界大戦中のフランス軍を率いるダックス大佐のもとに、ドイツ軍の堅牢な陣地を陥落させよとの命令が下る。
無謀な命令だったため、攻撃は失敗。命令した将軍は、兵士にあるまじき臆病な行動と反乱という罪状で、無実の三兵士を逮捕。
弁護士出身のダックスは、三兵士の弁護に立つ。ダックスを演じたカーク・ダグラスは、出てきただけで絵になるイケメンでした。
lag

lagの感想・評価

3.9
Paths of Glory. フランス軍。英語。敵前逃亡。塹壕。砲撃。突撃。荒地。軍法会議。無能弁護人。処刑。歌。戦争。

一点透視図法。流動的。そんなもん知るかと神父を殴る処刑前。
よく見かける戦争映画で、戦争自体は批判していたとしても、「プライベートライアン」のような大迫力の戦闘シーンに興奮してしまっている人が多かれ少なかれいるのではないでしょうか。
そうだとするとそれは戦争批判のための作品にはなり得ない。
だがこの作品は観る人全ての人に戦争の残酷さ(無意味な死)を伝えることができると思うし、周りの人に勧めたくなりました。
>|