アメリカ各地に情夫を作っている客室乗務員の女性（ジョイス・ジルソン）が、自由奔放なセックス珍道中を繰り広げていく。世渡り上手な女性の"性のアドベンチャー"を描いている、エロティック・コメディ。

シャキっとした身なりの客室乗務員が、業務終了と同時に放蕩娘へと変身。現地妻ならぬ現地夫を無意識的に作っていく。当人からすると、自由意志のもとに行動を取っているだけなのだが、男たちが本気になってしまい、どうのこうのという展開に入る。

ヒロインに翻弄される男性陣は、資産家の中年男、チンピラ男、ミュージシャンの青年、精神カウンセラー（ジョン・キャラダイン）というメンツ。日本人のカラテ道場を舞台にしたスケッチ（演者がちゃんと日本語を喋っている）も登場する。

一応のところ、ヒロインが風船のような乳房を露出してくれるが、場面によってはボディダブルの可能性あり。シチュエーション移動がとても早いため、70年代サイケデリック期の空気感と"その時代"における艶笑コメディを、純粋に味わうことができる。