ミスター

ノイズのミスターのレビュー・感想・評価

ノイズ(2001年製作の映画)
2.0
頭の大きな赤ん坊の謎を追ううちに呪いに巻き込まれる話。なかなか評価の難しい作品。全体に浸透する湿度の高い「やばい雰囲気」は悪くない。白紙の紙に対して「頭が大きい」と言うことで、取り憑かれていることを示唆する場面はぞっとした。
ただしやはり赤ん坊を最後まで見せなかったことは勿体無い。確かにリングでも貞子は最後の場面までビジュアルは描いていない。それでもあの映画が恐ろしいのは、その過程でビデオや謎解きの要素に加えて全体の雰囲気に観るものを惹きつける魅力があったから。この映画はそれが不足している。結局赤ん坊の姿はどのようなものか、なぜ生まれたのか、なぜ小学校に赤ん坊はいたのか、などなどの疑問に対して消化不良に終わる。
要素は悪くないし雰囲気もそこそこだが、もう少しいい作品になれたなと感じる作品。
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