ミスターさんの映画レビュー・感想・評価

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ヘルドライバー(2010年製作の映画)

4.0

謎の生物によりゾンビ化した人間により日本が分断された近未来、心臓を奪われた女性が失った自分を取り戻すためにゾンビのボスであり自分の母親でもある存在に立ち向かう話。

確実に観る人を選ぶ。おそらく楽しめ
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バイバイマン(2016年製作の映画)

3.5

空き家に引っ越した若者たちが、前の住人が残した家具に書かれた名前を目にした時から、謎の存在に脅かされる話。
ホラーというよりは世にも奇妙な話という印象。恐怖描写はもちろんあるが、むしろこの映画が主題に
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女神の継承(2021年製作の映画)

5.0

タイの巫女を取材するテレビクルーが呪いと絶望を経験する話。

傑作。カメラを駆使した良質な恐怖描写と陰鬱とした雰囲気、過度になりすぎないグロテスクさ、ミスリードに溢れた謎解きと考察意欲をそそる展開、演
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GHOULグール(2015年製作の映画)

2.5

ウクライナで飢饉を凌ぐために食人の禁忌を犯した男を取材するクルーが悪霊に襲われる話。

POV形式が好きなのでそれだけで楽しめたが、内容としてはもう一歩欲しかったところ。飢饉によりやむを得ずカニバリズ
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黒い家(1999年製作の映画)

3.5

保険金会社に勤める男が異様な家族からの依頼を受けたことにより人間の心理の闇を覗くことになる話。
超自然の存在は全く出ない。それはつまり物語の中で起きる出来事が全て人間にできることの範疇を超えないと言い
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変な家(2024年製作の映画)

3.5

恐怖系ユーチューバーがたまたま見つけた家の間取りに感じた違和感が次第に巨大な事件に繋がる話。
あくまでも家の間取り、つまり当たり前のように見えるものの裏にある闇いうテーマから離れていなかったのが好印象
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デウス 侵略(2022年製作の映画)

3.1

宇宙に突如出現した謎の球体の調査に向かった宇宙船乗組員たちが謎の現象に遭遇する。
評価は低いが個人的には嫌いになれない。壮大なスケールと容赦のない展開は純粋に驚けるし、母と娘を失った中年女性というなか
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案山子男(2002年製作の映画)

2.5

社会から愛されず悲惨な死に方をした男の恨みを晴らすように案山子型の悪魔が虐殺を繰り返す話。
B級感が強いため、無駄な場面や間延びした印象が拭えない。カメラワークや映像のチープさも目立つ。それでも不思議
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

4.1

隕石の落下以来謎の現象に巻き込まれる家族の話。
ゆったりとしたテンポから始まり、隕石落下後は見所満載。家族の絆を歪んだ形で描きつつ、トラウマもののクリーチャーデザインは素晴らしい。家族は一緒、という言
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パラダイム(1987年製作の映画)

3.0

教会の地下に封印された謎の物質の解析に挑む学生たちが太古に存在した超常的な存在に遭遇する話。
何かすごいことが起きている、という感覚はあるが、それが教会の中という小規模な空間内で展開されるので、盛り上
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モンスター・プロジェクト(2017年製作の映画)

4.0

モンスターへのインタビューを企画した若者たちが本物のモンスターに襲われる話。
秋葉原の中古DVDショップで390円で購入したが、POV形式の映画であれば例外なく楽しめてしまうという私の性質もあり、評価
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エイリアン2 完全版(1986年製作の映画)

5.0

トラウマを抱える女性がエイリアンの救う惑星で自身のトラウマに向き合いエイリアンと戦う話。
最高。その一言。キャメロン監督のこだわりが随所に見られる。最大の魅力は迫力ある戦闘。エイリアン一体に怯えるだけ
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笛を吹く男(2015年製作の映画)

3.8

息子の治療の道中でたまたま人里離れた村に立ち寄った親子が理不尽な悲劇に見舞われる。
韓国産の村ホラー。ハーメルンの笛吹きを原型にしつつ、韓国サスペンス特有の無慈悲さや激しい感情の発露を描いている。一部
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ドミノ(2023年製作の映画)

4.5

娘の誘拐により精神が不安定になった刑事が奇怪な強盗事件をきっかけに人の精神を支配する集団の陰謀に巻き込まれる話。
ストレートにおもしろい。強盗が狙っていた金庫に誘拐された娘の写真と謎の人物の名前がある
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ティル・デス(2021年製作の映画)

4.0

関係の冷えた夫婦が湖の側のコテージに泊まった翌朝から奇妙な出来事が起こる話。
何よりもミーガンフォックスが美しい。映画トランスフォーマーシリーズの最初のヒロインであるミカエラの頃から変わらない存在感。
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ヴォイジャー(2021年製作の映画)

2.1

地球と同質の惑星への移住のために宇宙船に乗った若者たちが閉鎖空間の中で徐々に壊れていく話。
宇宙を舞台にした蝿の王という感じ。ただそこに一工夫されているのは、この若者たちはあくまで自分たちの子ども世代
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

4.0

貧困にあえぐ漁船が密入国を請け負う仕事に手を染めたことで悲劇が起こる話。
チェイサーや悪魔を見た、オールドボーイなどの有名どころしか押さえていない自分なので、あまり俯瞰的な視点ではないと自覚しているが
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ゴースト・オブ・マーズ(2001年製作の映画)

3.0

火星で謎の悪霊もしくはウィルスによって怪物になった人間と戦う話。
宇宙という近未来的なイメージにハムナプトラ的な古代からの脅威という本来ミスマッチな要素を混ぜ合わせた結果生まれたのは謎のヘビメタゾンビ
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ノイズ(2001年製作の映画)

2.0

頭の大きな赤ん坊の謎を追ううちに呪いに巻き込まれる話。なかなか評価の難しい作品。全体に浸透する湿度の高い「やばい雰囲気」は悪くない。白紙の紙に対して「頭が大きい」と言うことで、取り憑かれていることを示>>続きを読む

11:46(2006年製作の映画)

3.6

地下鉄内で謎のカルト信者に襲わられる話。
信者との戦いの場面はなかなかに痛々しい。信者の持つ十字架型の短剣で太ももを深く刺したり、腹の中の赤ん坊を引きずり出したり。また信者が案外近くにいたり、信者自身
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

-

施設から逃げてきた少女が優しい老夫婦に育てられ幸せに暮らしていたが、次第に自身のルーツにかかわる集団に狙われていく話。
最後のアクションは壮絶。一辺倒なガンアクションで圧倒するのではなく、緩急があり魅
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スマイル(2022年製作の映画)

4.0

トラウマを抱える精神科医が謎の現象に巻き込まれる。自殺を連鎖させ、目撃した人間の精神を壊しましたまた自殺に追い込むとは…対処が極めて困難な存在。ストーリーとしては、認識まで自由に変えられるので、見えて>>続きを読む

ザ・ハロウ 侵蝕(2015年製作の映画)

3.9

想像していたよりもおもしろかった印象。森の伐採をしようと森に住み始めた家族が、森に住む魔物に襲われる。ハロウと呼ばれる魔物はみ枝のように広がり、菌糸のように体内に侵入する。超自然のものでもあり、ぎりぎ>>続きを読む

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

3.3

前半は徐々にみんなと分かり合う心温まる展開から、後半は考えうる最悪の出来事の連続。フェミニストも真っ青になる陵辱、裏切り、欺瞞に満ちた展開と、最後に待ち受ける大量虐殺。なかなか心を抉る急転直下...>>続きを読む

バーニング・ムーン(1992年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

薬物中毒の男が妹を寝かしつけるために話す二つの物語。古典では千夜一夜物語に代表され、イギリスの怪奇小説であるゴシック小説では鉄板のフレームストーリと呼ばれる構造を採用しており、破天荒でいながら実は堅実>>続きを読む

スリザー(2006年製作の映画)

4.5

SFクリーチャーものの醍醐味が詰まった傑作。謎のヒル型エイリアンの侵攻に脅かされる住民の恐怖を描く。エイリアンと融合したことで溶けるように別のものに変形していき、最終的にはタコともイカともいえない肉の>>続きを読む

ザ・ウォード/監禁病棟(2010年製作の映画)

3.1

怪しげな精神病院から脱出を図るヒロインだが、その過去には秘密が...という話。ネタバレ厳禁なタイプの映画。途中まではサイコサスペンスか幽霊ものか判断できないので、適度な緊張感がある。結論までの伏線の回>>続きを読む

ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

個人的にはあまり評価ができない映画。少なくともホラーとしては平凡な作品。評価が高い理由はおそらくホラーとしてではなく、子育てするシングルマザーの心の闇を描いているという点なのだと思う。それ自体は分かる>>続きを読む

(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

カニバリズムを繰り返していた家族が母の死によって崩壊していく物語。カニバリズムを繰り返していたからこその一族の呪いが病気という形で現実的に解釈できる展開もおもしろい。ラストは確かに衝撃的。カニバリズム>>続きを読む

ザ・コール [緊急通報指令室](2013年製作の映画)

4.0

かつて自分のミスのために少女を救えなかった911のオペレーターが、誘拐された少女を音声のみを頼りに探す話。展開がスピーディーで引き込まれる上に、少女の行方を探すテクニックには「なるほど」と思わされる。>>続きを読む

カウントダウン(2019年製作の映画)

3.1

寿命を表示するアプリに翻弄される若者を描く物語。ファイナルデスティネーションシリーズに着信アリを足したような感じか...正直その二作ほどの派手さやダークさがないが、エンタメ性の強さは負けていない。分か>>続きを読む

チェインド(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

母を殺された犯人に監禁される青年の物語。ただし監禁→脱出というシンプルなストーリーにとどまらず、様々な要素が詰まっているのがおもしろい。胸糞悪い犯人にもトラウマがあり、その払拭のために犯罪を犯しながら>>続きを読む

触手(2016年製作の映画)

3.0

なんてものを観てしまったんだ...という印象。この映画のDVDを買ってしまった私は今、置場所をどうすべきか悩み中...快楽とそれにより狂っていく人物がテーマであるため、年齢制限も納得の過激な場面がいく>>続きを読む

スレンダー 長身の怪人/都市伝説:長身の怪人(2015年製作の映画)

2.5

評価は低めだが個人的には好きな作品。失踪した男の消息を追うために、残されたビデオテープを見ていると、長身でスーツを着た男が映っているのを見つけてしまった主人公が、自分も同じく長身の男につきまとわれ始め>>続きを読む

食人族(1981年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

軽い気持ちで観ると最悪嘔吐する恐れがある。それぐらい危険な映画。ただそれと同時に視聴後に大きな気づきを与えてくれる映画でもある。新宿
ジャングルで行方知れずになった撮影クルーが残したテープには彼らが命
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実録・リアル食人族(2007年製作の映画)

2.5

食人族の住むジャングルでかつて行方不明になった著名人の息子を探してジャングルに入った若者たちが食人族に襲われる様をPOV 形式で描く。評価が低い理由は明白。とにかく無駄なシーンが多すぎる。前半どころか>>続きを読む

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