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雨の中に消えてのkamekichi313のレビュー・感想・評価

雨の中に消えて(1963年製作の映画)
3.5
当時の二十歳あたりの若者の恋愛観がよく反映されていて、現代との違いを楽しめる。大学生の男女がジェンダー論について斬新な意見を交わしたり、愛人や不倫など関係性やテーマが生々しいことも多いが、それを上品な話し方や振る舞いがカバーしていて、綺麗なストーリーになっている。女性のカラフルなコートとスカーフを頭に巻く流行していたファッションは華やか。平気で愛人を誉めて認める器の広さが無限大な、小説家と議員の妻が素晴らしかった。
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