今の時代でもこんな韓国映画は出てこないと思う。
とんでもない才能。
ヴィム・ヴェンダース監督の「夢の涯てまでも」を思わせる様な描写と雰囲気に少しグロさを足した最高な作品です。
ネットではストーリーがないといった感想が見受けられますが、公開当時の監督のインタビューを見ると「ストーリー重視の映画ではない」と断言しています。
映画を観ると分かります。
明らかに一つ一つの演出や描写に力を入れているし、ハリウッド的な雰囲気、SFかと思いきやラブストーリーになったりという色々な要素がある作品です。
イ・ソグン監督の映画観や映画に対しての期待が感じられる意欲作です。
他の韓国映画とは卓越している素晴らしい作品です。
余談
1997年の韓国映画は今作「ラブラヴ」や「ワイルド・アニマル」など傑作続きだった。

韓国旅行に行く前に、め〜ちゃ渋い韓国映画を観れた。
韓国人に最近観た映画を聞かれたら、これ言おう。