はぁー、疲れた。
一つ一つの絵づくりが、細部に至るまで尋常じゃないほどこだわりまくってて、気が抜けない。休憩スポットを与えてくれないところがむしろマイナスポイントかと思ってしまうくらい。
山椒大夫って、そっかそっか、悪役がタイトル。森鴎外のやつね、ぜんぜん覚えてない。なので目を見開いてこの映像に身を委ねるのみ。
世の中の不条理を描いて、メッセージが強めでガンガン前に出てくるのに、カメラは後方に引いて全体を捉えてる。この美的感覚は、なんたる芸術性の高いこと。特に、水辺と舟の幻想的な絵は圧巻だった。