ケンシューイさんの映画レビュー・感想・評価

ケンシューイ

ケンシューイ

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酔拳2(1994年製作の映画)

4.0

ジャッキー・チェンと日本語吹き替えの相性はバツグン。ジャッキー本人が喋ってるの聞いてるよりも、あの声優さんの声のほうが「あっ、ジャッキーだ!」て思いましたもん。
凡人だから格闘技なんてできない。でもこ
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

トム・クルーズと言えばコレ的名作。

1986年なのでモトリー・クルーとかボン・ジョヴィとかそっち系のノリが流行ってた頃の、思いっきり時代の名曲臭がプンプンするケニー・ロギンスのあの曲って、グランジの
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.6

この時間の流れ方、いい空気感。
正統派女優の新境地。
一瞬だけでもストレスから解放された。

ぼけーっと見て。
ま、いろいろあるけど、また明日。

ペレ 伝説の誕生(2014年製作の映画)

2.6

"ginga"

貧しさは理由じゃない
この物語の主人公は
ペレでもセレソンでもなくて
いかなる境遇でも闘い続ける母親だ!

と言いながら
ペレの動画、YouTube探っちゃう

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.4

さんまさん、あの歌はズルいっすね。
常識で考えたら、なにやってんだよ、バカじゃないのって思う。不自然だし、違和感だし、めっちゃ転調してるし。3拍子のリズムに拍子抜け。
でも、本質が見えてる人にしかでき
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

夢とか青春とか、そんな10代、20代の若者の特権みたいなもんが、オッサン、オバハンにはかつてのアレがそんなもんで、今になってみりゃ何だったんだってなって、そんでもってこんなもん見せられたら泣けてくるん>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

この世の中にジョーカーはザラにいる

バットマンシリーズの中で見ていたジョーカーの見方は、ニュース番組で犯罪者を見ているような目線に近くて、こっちで見るジョーカーは、ドキュメンタリー番組で犯罪者を見て
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麻雀放浪記(1984年製作の映画)

4.1

ものっすごカッコいい!!

よもや主人公は一体誰なのかな?
話しが進んでいくうち、そんなふうに思った

角川映画的フレッシュなスター俳優さんは
むしろ傍観者的な立ち位置でいらして

戦後の混乱期という
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.9

バケモノは宮崎駿で
その子が細田守ってこと?
なら、あれは手塚治虫で
高畑勲に鈴木敏夫に
そして庵野秀明と、あの人この人...

めっちゃパーソナルなお話し
自分自身を主人公にして
第三者に本心を言わ
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おいしい家族(2019年製作の映画)

3.2

トリッキーで、だいぶ変わった話しが、だんだん普通の良い話しに思えるようになってきて。
でもまあ、生きてりゃそういうこともあるよな。

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.0

あーいいなー、憧れるなー、あんなふうに突っ走りたいなーって。
定職につかず、大金を手にして、男二人でハーレイに乗り、目的地など持たず、空は青くて大地は広大で、ウイスキーを飲み、マリファナを吸い、ご機嫌
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.2

イメージを具現化すんのは難しい。
頭ん中で広がってる想像の世界が、一番の傑作。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.9

ケン・マイルズという
伝説のレーサーを知るための映画だった。

ロマンが詰まってて
熱い気持ちが湧いてくる。

失敗して、落ち込んで、自信なくして
そんな鬱屈とした根性を叩き直される気分。

そして、
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パラサイト 半地下の家族 (モノクロVer.)(2019年製作の映画)

3.2

モノクロだから◯◯◯◯!
この幻想は取り払わないと。

コロナ渦の事情で生まれたモノクロ作品
本来はカラー前提で作られた作品なわけで
当然あり得ないデメリットもあるわけで。

地上/地下
右翼/左翼
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

言葉の海。それは果てしなく広い。辞書とはその大海に浮かぶ、一艘の舟。人は辞書という舟で海を渡り、自分の気持ちを的確に表す言葉を探します...

〜〜〜

大人の世界、子供の世界
男性の世界、女性の世界
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

2.7

やっぱりその、「こんなターミネーターはイヤだ」ってお題のコントを見てるような気持ちにもなってしまって、現在価値を真正面で受け止められないというか、観てる側の覚悟が追い付かなかったという感じで。

ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

4.0

学校の先生とか自分の親とかの、大人たちが作ってる世の中に対する中学生なりの鬱憤って、時代を問わずかなりあるはず。反抗をエネルギーに変えて、知力・体力を自分のやりたいことに使って、それでいいんじゃねって>>続きを読む

泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

3.4

好きなものを見つけよう、夢を持とう、あきらめんな、大丈夫、、。
あんな先生がいたら、あんな父親がいたら、あんな親友がいたら。

褒められて、その気になって、やる気になって、でも上手くいかなくて、悔しく
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.1

この出で立ち、そのプレゼンスが唯一無二!
ターミネーター(T-800)はオオカミのように孤高の存在。このキャラクターの魅力が何よりのインパクト。ずっと憧れたままで、すげーな、すげーな、かっこいいな、や
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.6

茶道の教えになぞらえて、世の中にはすぐには理解できない事がたくさんあるのだとおっしゃってる。それをベニーニの映画のようなものだと例えたり、語り部が樹木希林さんであるところに説得力がある。

じゃあどう
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半世界(2018年製作の映画)

3.0

青春ってのはじれったいもんだ

19歳になれば子供の世界から大人の世界へ
39歳になればそろそろ人生の折り返し地点
59歳になれば現役からセカンドライフへ
79歳になれば来世?次の世代?いやいや現役バ
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.0

「両性」
なるほど観音菩薩って男なのか女なのかどっちなんだろう。今まで勝手にマリア様的なイメージで女性なんだと思ってたけど、そう言われるとよくわからん。どちらでもないというか、どっちでもいいというのが
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10ミニッツ・オールダー イデアの森(2002年製作の映画)

3.5

『The Trumpet:人生のメビウス』
『The Cello:イデアの森』
この二篇に分けられたうちの後篇がこちら。

上映された際にはもともと一本だったのか
二本立てにしてただけなのか覚えてない
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10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス(2002年製作の映画)

4.5

Time is a river.
時間は10分、テーマは"時"
という縛りの中で15人の巨匠が物語を紡ぐ
映画の宝石箱のようなコンピレーション。



この短編集が大好きな理由は、
ビクトル・エリセの
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.8

もしも自分が天才だったら...
あんなことやって、こんなふうになって...

みたいなことを妄想してると楽しかったりする時がある。公開当時、映画館を出るやいなや友達同士で「俺が天才だったら論」を言いま
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.9

この映画から学んだことはとても大きい。
人を愛し、結婚し、子を持ち、家庭を築く。

世間一般の当たり前な幸せってやつを手にすることが、人によっては必ずしも簡単なことではなくて、この主人公トラヴィスもま
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.3

20世紀FOXのファンファーレで幕開け
生きざまはボヘミアン・ラプソディ
余韻は伝説のチャンピオン

ライヴ・エイドの興奮
それでもまだまだ生ぬるい
もっとくれと思った

サントラとして記録された音源
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運び屋(2018年製作の映画)

3.7

「不要不急の...」ということが叫ばれて、その境界線に困惑してしまう今日この頃、人が生きていく上で必要なことが何かを教えてもらってるような気分だった。トイレットペーパーだの、米だのと慌てて買い急ぐ状況>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.9

人種差別や女性蔑視、LGBTなど特定の状況に限らず、人間関係が築かれていく物語として普遍的。この2人は性格や特技も、知識と教養も何もかもが違うことだらけなのに、旅が進んでいくにつれて徐々に心の距離が縮>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

雪だるまつくろう〜♪

人間関係のわだかまりは些細なところから始まり、ゴロゴロと転がしてるうちに大きくなって、そのうち爆発する
この二人が作った雪だるまは白かったのか、白くなかったのか、解けたのか、解
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バイス(2018年製作の映画)

2.5

どうやって受け止めたらいいのかわからん。

あのときテレビで見てた、2機目の航空機がビルに突っ込んだ姿がずっと頭に残ってるので。は?これ、事故じゃないの?

911直後にアメリカ政府がとった行動は売ら
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.5

トランプ政権はNO!だということのメッセージも含まれているのですね。

ニクソン政権下におけるベトナム戦争について、NYタイムズとワシントン・ポストの両新聞社がその裏側に隠されていた政府の汚点を暴露し
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.4

なぜ日本の首相は映画にならないのか!?

ジョージ6世も、サッチャーも...
イギリス映画は世界的メジャーだからってのもあって、国王や首相が主役になってる映画がすぐに思い浮かんだりする。
アメリカでも
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.7

この映画自身に意思が宿っているかのようで、まるで自分が映画である事を自覚しているかのような映画だった。歳をとって、経験を重ねて、友が仲間が次々と居なくなっても、たとえこの身は老人ホームの中にあれども俺>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

こりゃー面白い!

パルムドール受賞作って審査員次第なとこもあるから、毎回どうなんだって思ったりもする。でもこれは一般公開後の評判も良いもんだから、まあハードルは上がってしまった状態で鑑賞してみて、、
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