葉のない木、ススキ、一見殺風景に思われる景色が美しかった。入水シーンも、最後の海と岩に生えた木の景色も美しい。
平安時代は貴族などの文字が書ける人しか記録を残していないため、文学作品などで知ってい…
平安時代末期、旅の途中で騙され、人買いに売られた兄の厨子王と妹の安寿が、荘園で奴隷として働かされる物語です。(原作では安寿が姉、厨子王が弟ですが、映画では逆転しています)
荘園とは中央の支配から独…
巨匠溝口健二の代表作の一つ。「雨月物語」などと同様、日本を代表する古典文学で、家族について考えさせられる人生教訓を強く感じる作品でした(内容は大きく異なりますが)。
その物語性の面白さに加えて、光…
本作も入水シーンの波紋やラストの海など水を美しく描き、またしんどいストーリーが溝口健二らしい。そして人物の苦しみがこちらまで十分に伝わってきて、ずっと惹きつけられる。ショットの美しさは「雨月物語」以…
>>続きを読むカメラワークやカット割に一切の迷いがなく、さらに音響効果の使い方も相まって、容易に感情移入させられる。主人公は元々身分が高かったから助けられたのであり、身分格差や社会の歪みは根本的に解決されていない…
>>続きを読む荘園の広いセットと奴婢たちの大量動員。とにかく金がかかっていそう。
後半の素朴で真っ直ぐなヒューマニズムに戦後民主主義を見る。
そして厨子王丸と母の再会。長いワンショット・ワンシーンの中で盲いた…
舞台は平安末期。安寿(香川京子)と厨子王(花柳喜章)の姉弟たちは母の故郷に向かう途中、人買いの山岡太夫に襲われ、母と引き裂かれる。姉妹は、丹後の領主・山椒太夫の下、過酷な労役の中で「人間は慈悲を忘れ…
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