山椒大夫の作品情報・感想・評価

「山椒大夫」に投稿された感想・評価

やま

やまの感想・評価

4.0
初溝口映画。
凄いなぁとただただ思ってしまう。

お母さんと息子たちが引き離されてしまうシーンの怖さ。日本らしい音楽が引き立ててる。音楽によって場を作るシーンが多々あって、昔の日本の音楽でもここまで雰囲気作れるのかと。

森鴎外による小説は、読んだことがなくストーリーを全く知らなかったのが逆に楽しめた。でも教養ある人なら細かいシーンとかでもっと楽しめたのだろうな。


映像の美しさはもう分かりきってる。
二人で木を折るシーンがいいなぁとか思ってしまった。
marumame

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3.6
名作中の名作、森鴎外の安寿と厨子王。
悲劇の運命を辿る家族の物語。
原作では安寿がお姉さんなんだけど、本作では妹。なので、なんとなく兄の厨子王が頼りない兄ってイメージになってしまった💦
でもさすがの名作、2時間あれど長さ感じず!モノクロでありながらの映像美!
母の歌が遠く離れた子供たちに届く……切なすぎです💧
Solo

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4.3
美しいなぁ。平安絵巻を題材とした、もはや映像表現の世界。画面一体写真館のような背景に、この時代に生きた百姓と大名の身分の格差や風景が物語から伝わる。
ラストシーンの海、ゴダールが『気狂いピエロ』で再現した風景。海が輝いている。ただの背景ではなく、ラストの海の景色からこの映画の集大成的な格調高さを感じた。

平安小説全然読まないので溝口健二という作家に魅せられたと言っていい。雨月物語も再鑑賞したくなったし、他にも溝口健二&宮川一夫の作品が見たくなった。
nknskoki

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4.1
森鴎外の原作
咀嚼のしやすい内容で2時間という長さを感じない

・平安末期の荘園制

奴隷制度や太平洋戦争の特攻などを観てると、ヤワなメンヘラ現代人が大袈裟に嘆く今の不幸なんかはほんと万分の1にも満たない

昔の人は次の世代の幸せな笑顔を夢見て己の命を懸けた
それに比べ今の僕たちは先達の残したものを食い散らかすだけで命繋ぐ継承の思いには無頓着である

昔はこの気概と魂こそが日本人の誇りだったはず
今は貰えるものは貰うが与えない

一番美しかったのは妹が入水自殺した地を訪れるシーン
逆光で煌めく水面と構図
この1シーンだけは歴代見た名場面を思い返しても匹敵する物が無く息を飲む
とんでもなく美しい画のオンパレード。
原作を読んで知っていても、やっぱりズッシリと効く。
VOL.5 P234
Masa

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4.0
日本独自の見事なまでの所作に圧倒される。
同時にお伽噺のような物語構成にに神秘性と永遠性を感じる。
同じ人間がここまで変わるのかと見違える様には驚きがあった。
もへあ

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3.7
無駄がなく、とにかく美しい。あれよあれよと時が流れ、話が進んでいくが、決して淡白にはならず、ちゃんと熱がある。お手本のような映画。
50Kenzo

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4.5
無駄のない話運びに、いつ観てもバシッと決まってる画。役者の皆さんの演技も素晴らしく、ホント格調高い一品でした(-_-)
電気羊

電気羊の感想・評価

3.5
原作は文豪 森鴎外の「安寿と厨子王」。過酷な運命を生き抜いた姉、弟、母親との家族愛と、極悪役人への復讐を成し遂げる勧善懲悪の2本柱で構成された純文学の王道物語のようなエゲツナイほどヒドイ話。ひとつ謎だったのが姉だった安寿が、なぜか妹になっている。まあ、いいけどね。
masajyo

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3.7
オカンを呼ぶ声が数日経った今でもこだまし続ける
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