ススキの間をぬう道や、竹林、身を沈める川のアングル、引きの画がずっと美しい
救って欲しくて観ていたのに最後は底の底まで行ってじんわり暖かい悲しさで終わる
いい方向へ行ってフランク・キャプラみたいにな…
『山椒大夫』は、1954年に公開された溝口健二監督の代表作の一つです。森鴎外の同名小説を原作とし、中世日本の戦乱期を舞台に、人買いに売られた姉弟の過酷な運命と、母と子の再会を求める旅路を描いています…
>>続きを読む絵画のように美しい。
ススキの波、ラストの海と山と働く人のシーン、安寿の入水のシーンなどが特に美しい。
台詞が聞き取りにくくて集中力が欠けてしまったのが悔やまれる。
音も最小限のせいか緊張感が増す…
初鑑賞です。
題名しか知らない状態で鑑賞しました。
目を背けたくなる場面が多かったです。
落ち着いた空気感の中、どんどん展開が積み重ねられていきました。
苦しい場面が多いものの、映画とし…
平安時代の末期、父を訪ねる旅の道中、人買いの手によって丹後の山椒大夫に奴隷として売られた厨子王と安寿の悲劇的な運命を描く。
「人は慈悲の心を失っては人ではないぞ。己を責めても人には情けをかけよ。人…
あまりにも不思議すぎる。見始めの頃は微妙というか、雨月とか近松ほどの衝撃はないな、とテンション下がり気味で見ていた。なんならむしろ、焼きごてのシーンとか母上が足切られるシーンとかは、乾きというか露悪…
>>続きを読む溝口健二らしくない感動の時代劇絵巻。無駄なシーンがなく最後まで一定のペースで観られる。
映像はどう作り込むのかと期待したが、ローコントラストで暖かい、温度感のある画っていう印象。夜のシーンでも画面…