ダネクン

神様のパズルのダネクンのレビュー・感想・評価

神様のパズル(2008年製作の映画)
3.5
三池崇史、大林宣彦モード!!

…とか冗談で思っていたら、本当に角川春樹製作総指揮の映画だった!三池監督による角川映画だったんですね(配給は東映)。

青春SF映画だけど、「超ひも理論」の件でヒモの男が女を殴るシーンが出てきちゃったり、挙句に果てには主人公が終盤刑務所に入っちゃったり(そんなに大したネタバレじゃないです)とやけにダーティーで隠し切れず滲み出る三池節がいい味出してます。

でもちゃんとSF映画(対称性とか宇宙論なんかのビジュアル的でない概念的な話をする時、ペアになったサンダルや風の吹く田端が映る編集が地味にSFチックでいい)になってて、監督の器用さも感じます。
またこういう映画撮ってくれないかな。
ダネクン

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