もとまち

ナポリ犯罪ルートのもとまちのレビュー・感想・評価

ナポリ犯罪ルート(1976年製作の映画)
3.7
暴力刑事マウリツィオ・メルリが犯罪都市ナポリで大暴れ。駅から赴任先の警察署へと移動する途中でチンピラをしょっぴき、とりあえず問答無用で拳を叩き込む。いいぞもっとやれ。対向車両に女性の顔面をゴリゴリ、ボウリング玉を顔面にストライク。捻りの効いた血みどろバイオレンスはウンベルト・レンツィらしい残酷志向。ナポリの風光明媚なロケーションもすんばらしい。何だよあの坂を昇っていくお洒落なケーブルカー。『魔女の宅急便』とかに出てきそうじゃんか。オートバイが車と車の隙間をバンバンすり抜けてくシーンはタマヒュンしそうな疾走感。刑事の車と競走するけど、刑事側が他の車に衝突しまくってて、お前の方が市民に迷惑かけてるやんけって笑えた。序盤でとあるイタズラをしたクソガキにエグい落とし前を付けさせるラストシーンは性格悪すぎて素敵。
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