菩薩

眠りの館の菩薩のレビュー・感想・評価

眠りの館(1948年製作の映画)
3.7
のっけから「ここは誰!私は何処!!!」と超パニック状態から始まるもんで「いや、知らんがな、はじめましてやし」と受け流してしまったが、つかみとしては抜群に引き込まれるし、既に仕掛けが始まってんだから巧いなぁと思った。確かに『ガス燈』なんだけど、薬物だとか催眠術だとかはちょっと強引に思えてしまった。愛人が見るからにファムってて最高だった、あの太腿は忘れ難い。銃と階段の寄りが後半効いてくる、振り返れば奴がいる…なシーンは本人の絶叫と相まってめちゃくちゃビビった。一個ずつ点灯されていく電灯(ガス燈じゃないよな…?)が一個ずつ撃ち抜かれていく終盤お洒落だった。
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