菩薩さんの映画レビュー・感想・評価

菩薩

菩薩

生き残るには脳が足りない

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カランコエの花(2016年製作の映画)

3.6

てっきり「紅い花」=つげ義春…じゃなくて志村貴子『青い花』からのインスパイアかと思ったらギリギリまで知らなかったらしく意外。この作品が持っているナマモノの雰囲気はやはり好みだし、飄々としていながら高い>>続きを読む

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.5

アオヤマ君は齢10歳ながら、端正なお顔立ちかつ推定Fカップのお姉さんにグラグラになった乳歯を抜いてもらう。ならば齢32歳の菩薩君も、端正なお顔立ちかつ推定Fカップのお姉さんにカチカチになった……を抜い>>続きを読む

つかのまの愛人(2017年製作の映画)

4.4

ガレルお得意のジュテームのお話。これまたガレル印の階段から始まり、3分も経たずにSEXの挿入、台詞も発さずタイトルどーん!と、この流れに痺れる、ガレルの映画に前戯など必要無い。父であり男である一匹の雄>>続きを読む

高原の情熱(1944年製作の映画)

4.0

男女五人夏物語、何もない筈の高原で渦巻く愛と言う憎悪。いくらニュートンの仮装だからと言って頭にリンゴ乗っけたらラッキー池田みたいになっちゃうぞ、なんて観てたら、それがそのまま「転落」を示唆する重要なア>>続きを読む

陽なたのアオシグレ(2013年製作の映画)

3.3

言っておくが俺の妄想はこんなもんじゃないからな。

「教室走るべからず」がホーム全力大疾走に繋がっていく、なぜ人類は、ランドセルの留め具を付け忘れるのか。スピッツの「恋の不思議」、銀河鉄道の夜からのお
>>続きを読む

Rain Town(2011年製作の映画)

2.9

どう考えてもトトロ、と言うかメイ、街並みは攻殻機動隊かと思ったけど、電柱と電線、雨、やまない雨ってとこからしておそらくエヴァ。遂にパンツは見えなくなった。

FASTENING DAYS(2014年製作の映画)

3.1

老人Zと鉄コン筋クリート。ブラジャーを顔面に押し付けてくる辺り信頼感が高まる。ベトちゃんドクちゃん思い出しちゃった俺は人間のクズだと思う。

ポレットのイス(2014年製作の映画)

3.0

またパンツ見えてると思ったら幼少期だけで、成長した後はひた隠しにしてるあたりが性格悪いけど、きっとパンダコパンダの影響なんだと思う。この椅子をクララも持ってたら、立たなくても良かったのに。

フミコの告白(2009年製作の映画)

3.0

こう言う夢を俺は良く見る。常にパンツが見えてるとこと、最初の方に一瞬だけ映る飛び出し坊やが良い。むしろ俺が味噌汁作るから、誰か嫁に来ないか。

刑事ラヴァルダン(1986年製作の映画)

3.5

現実世界においてもつい最近カトリック神父300人が性的虐待に関与などと言うショッキングな事件が明るみになったばかりだが、この映画に出てくる東国原ポジションで眼鏡をかけてい似非道徳者野郎(フランスのイジ>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.1

終盤、黒幕のあいつが逃げ回るシーンで一瞬だけヤマアラシが出てくる。その瞬間エヴァンゲリオン第参話の中でリツコさんが話すシャーペンハウアーの「ヤマアラシのジレンマ」の話を思い出した。後々エヴァの中では人>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.9

おい、おっさん!無理すんな!年考えろ!!!と、何度も叫び出しそうになった。「もう、イーサンはんはホンマもんのアホですわぁ。」と若宮詩暢役の松岡茉優のほくそ笑みが聴こえて来そうになったが、あれこそ富む・>>続きを読む

ミクロの決死圏(1966年製作の映画)

4.0

こう言う当時は時代の先の先を行ってやるのだと気合い満々でスタッフ一生懸命頑張りましたけど今観たらチープでレトロできゃわわ系に滅法弱い。人間をスモールライトでちっちゃくして体内に送り込むって時点で発想と>>続きを読む

緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年製作の映画)

4.8

人間と言う存在は全くもって愚かなものだと徹底して絶望的な視座に立ちながらも、一縷の望み、一片の良心、その呵責に対する微かな希望を捨てられ無いと言うのもまた愚かなる人間の姿である。嘘つきは狂人の始まり、>>続きを読む

童年往事/時の流れ(1985年製作の映画)

5.0

砂埃で薄汚れた白いシャツに半ズボン、短く刈り上げた坊主頭に裸足の足元、彼等はおそらく一様に金銭的な貧しさを抱えているのだろうが、笑顔を輝かせながら走り回るその姿に、一切の精神的貧しさは見つけられない。>>続きを読む

ゾンからのメッセージ(2018年製作の映画)

1.1

かつてこの世界には面と裏があった。レコードにはA面とB面があり、ビデオ(VHS)にも面と裏があった、そして鈴木卓爾なる面の顔は個性派俳優の男にはド変態監督と言う裏の顔がある、って事だろうか。ブラッケー>>続きを読む

沖縄スパイ戦史(2018年製作の映画)

-

国が国を憎み、国が人を憎み、人が国を憎み、人が人を憎む、それが戦争の正体であり、戦争が生み出す唯一のものだ。民は国の犠牲となり、子供は大人の犠牲となる、死にゆく者と彼らを送り出す者、奪う者と奪われる者>>続きを読む

郊遊 ピクニック(2013年製作の映画)

4.5

食うと寝ると出すのバランスを崩すと、人間は結構簡単に壊れるという事をこの監督はきっと知っている。かつて一人で店に立たなければならない仕事に従事した事がある。一人なのだから例え尿意を催しても、便意を催し>>続きを読む

自由、夜(1983年製作の映画)

3.9

ガレルお得意のジュテームなお話、愛は憎しみを超えるかの根本的な問い。だが強すぎる愛は時に人を傷つける、国を思う気持ちも、人を思う気持ちも同じく。アルジェリア解放戦線を支援する活動家の男、同じ志を持つ元>>続きを読む

真人間(1938年製作の映画)

3.8

犯罪は割に合わない、なのに手を染めるやつはアホだ、これ以上の真理が世の中に存在しているか…?男は女の過去を欲しがり、女は男との未来を欲しがる、それが男女のラブゲームならば、女は過去の過ちを恐れ、男は未>>続きを読む

ハウス・バイ・ザ・リバー(1950年製作の映画)

3.9

想いを寄せる相手、それが許されざる恋であっても、彼女の未来を守りたいと、兄が犯した犯罪の隠蔽に加担してしまった弟。兄はその後その経験をもとに小説家と大成して行くが、弟は逆に全てを失う事になる、それを物>>続きを読む

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.1

何故そうまで、過去の栄光にすがるのか。何故そうまで、傲慢で我儘なのか。何故そうまで、高圧的で自暴自棄なのか。一寸先は闇、二寸、三寸、どこまで歩いても、光など見えぬ世界、自らの過ちで自らを闇に包んでしま>>続きを読む

コフィン・ジョーの おまえの死体も乗っ取るぜ!!!(1967年製作の映画)

3.2

「お前の魂、いただくぜ!!!」の続編。前作同様コフィン・ジョーの野望は己の血統の維持、って事でとりあえず花嫁候補を6名程拉致・監禁、だが己の崇高すぎる血統に見合う女はおらん!とそのうち5名を毒蛇を使い>>続きを読む

祈り(1967年製作の映画)

4.5

「祈り」でありながら同時に「絶望」でもある、確かに祈りと絶望は同義なのかもしれないが。個人の良心など集団の悪意を前にしたら容易く捻じ曲げられる。宗教対立を超えた人間の尊厳を描いた作品でありながら、どこ>>続きを読む

希望の樹(1976年製作の映画)

4.0

真っ赤なケシの花が咲き誇る草原で倒れゆく一頭の白馬、赤と白のコントラストは否が応でも脳裏に焼き付き、物語は進行して行く。前半はコーカサス地方の寂れた農村の生活様式と、そんな村に住むちょっと頭のネジがぶ>>続きを読む

レッズ(1981年製作の映画)

3.8

自由主義と言いながら単に浮気性な癖に旦那の貞操には滅法厳しい自分勝手すぎるダイアン・キートンが可愛すぎて振り回されたくなる。けどそんな彼女は逆に延々振り回される事になる、夫は一介のジャーナリストの座を>>続きを読む

ミッション(1986年製作の映画)

4.1

エデンの園は常に我々の理想の中に存在すべきものであり、地上に楽園は存在してはならない。信仰の価値を保つ為に、人々は常に苦悩し続けなければならず、何人たりとも神の領域に足を踏み入れてはならない。神の意思>>続きを読む

いつか会える(2004年製作の映画)

3.5

ヴァカンスと呼ぶには惨めすぎる空白、フランスからスペイン、モロッコ、そしてギリシャへ。時間を失い自分も失い、自己回復の為の3P、そして決断。惚れた相手が悪かった、それでも彼女は生きている、消えない炎を>>続きを読む

シチリア!(1999年製作の映画)

4.0

自分を偽らないと故郷に帰れない謎のギョロ目の男と、息子の前で一切を偽らない明け透けな母、人は何故、故郷に帰るのだろうか。駆け落ちした(追い出された?)自分のおとんをフルボッコにするおかんの話など聞きと>>続きを読む

何も変えてはならない(2009年製作の映画)

4.2

桜木花道が「左手は添えるだけ」ならばペドロ・コスタは「カメラは据えるだけ」だ。スラムダンクと銘打ちながら山王戦で勝負を決めるのはあの二万本シュートの先の奇跡、ここに刻まれているのは「何も変えてはならな>>続きを読む

あなたの微笑みはどこに隠れたの?(2001年製作の映画)

4.0

ストローブはマジでいつもあの調子なのか…?俺がユイレだったら籍入れた五分後には離婚してるし、絶対に共同作業なんて出来ない…。ストローブ曰く「天才とは忍耐力である」とのこと、だとしたらユイレは間違いなく>>続きを読む

青春神話(1992年製作の映画)

4.3

狭い方へ、暗い方へと、人目に付かぬように、ゴキブリの様に生きている、そんな生き様だって、あるのではないか。食う・寝る・出すの一本の管として生息を続ける我ら人間、時には声を、涙を、血を、糞を、そして精液>>続きを読む

(1989年製作の映画)

4.8

ショットやら構図やらと言うものにてんで疎い俺でも、この作品のそれらがエゲツないレベルで展開されていく事はなんとなく分かる。こんなにもモノクロ映画の美しさや有り難みと言うのを実感する作品もそうそう無い。>>続きを読む

メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

3.0

全部の衣装のサイズ感が全くあってない主人公と、星野源のブスの部分を引き延ばしたみたいなヒロインのおかげで終始乗れはしなかったが、この玉石混交の象徴たる作品が、あの時代に人々の心を掴んだと言うのは多少理>>続きを読む

欲望の翼(1990年製作の映画)

4.3

「1分間だけの友達」から「1時間の肉体関係」への欲望の翼の広げ方が秀逸だし、イヤリングの片方を使用した女の引っ掛け方もその手があったかと心の中でいいね!を押し続けはしたが、結局のところ香港のさちもすの>>続きを読む

暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

4.2

市川崑と長谷川清が撮ればあぁなるのだろうけど、ベルトルッチとストラーロが撮ればこうなるのかと驚愕。同じ容姿を持つ息子がファシストとの争いの中で非業の死を遂げ伝説と崇められる父の死の真相へ迫っていく。流>>続きを読む

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