菩薩さんの映画レビュー・感想・評価

菩薩

菩薩

生き残るには脳が足りない。お腹が弱い。

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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

1.1

551かどっかの巨大豚まんの中にそこら辺のスーパーで売ってる3個198円くらいで買える井村屋の肉まんの具詰めちゃったみたいな映画、外側は派手だし大きいし美味いのに半分に切ってみたら「しょっぼ…」ってな>>続きを読む

イメージの本(2018年製作の映画)

4.0

面白いくらいに意味が分からなくてとても面白かったのだけど、本当に意味がひとっつも分からなかったから、途中から「綺麗でしゅね」と「凄いでしゅね」以外の語彙が全て消滅した。そりゃただでさえ分からない他人の>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

5.0

好きってなんだと聞かれればそれは錯覚の一種だと説明がつくし、恋ってなんだと聞かれればそれは好きの延長線上に存在しその対象の一部(時間・体温など)が欲しくなってしまった状態であると個人的には説明がつく、>>続きを読む

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.8

女学院に転校する羽目になり…かと思ったらむしろ学校をサボるお話だった。大変馬鹿らしくていいと思うが、度々こっちに向けウザい顔の奴が話しかけてくるからウザいなと思ったし、金持ちがどうなろうと別に知ったこ>>続きを読む

処刑の丘(1976年製作の映画)

4.6

人間の屑と、屑の人間と、それらを眺めるその他大勢の顔!顔!顔!の連発映画、夫婦揃ってなんちゅー顔撮ってんだと思うが、その目から溢れ出る呪詛は、映画のフィルターを通さなければ確実に我々の精神を病ませる威>>続きを読む

人生は小説なり(1983年製作の映画)

4.2

オープニングクレジットに「エンキ・ビラル」の名前があって「えっ?エンキ・ビラル?」なんて思いつつ観ていたら本当にエンキ・ビラルでビビった。この映画は要するにひつまぶしである、なんて言ったら皆様を困惑さ>>続きを読む

七発目の銃弾(1973年製作の映画)

1.5

顔はシュッとしてんのに帽子取ったら「ハゲとるやないかっ!」のマキシマムパーパーサム改め高橋幸宏タイプのおっさんが、単身で敵側の捕虜となった(寝返った?)部下達を救いに行く(取り返しにいく?)お話。どう>>続きを読む

タバコ・ロード(1941年製作の映画)

3.8

全てにおいて他力本願で信仰も無いくせに都合良い時だけ神頼み明日やれることは明日やろうジジイが自分と被ってしまってどうしたって好きにはなれなかったが、登場人物全員シャブきめてんじゃないかってくらい狂って>>続きを読む

チェンジリング(2008年製作の映画)

4.9

事実は時に小説や映画より奇であり同時にクソであると言う事を再認識するに十二分過ぎる超傑作、この作品の胸糞指数はもはや神の領域と言っても過言では無い。根本的な人間性を欠いた人間が「職務」に忠実である事が>>続きを読む

送られなかった手紙(1959年製作の映画)

4.3

俺氏、遂に初英語字幕鑑賞。なんせ英検三級なもんで、全てを理解した!なんて口が裂けても言えないが、この作品が他のカラトーゾフ作品と遜色の無い傑作である!って事は胸を張ってお伝えしたい。ストーリーはなかな>>続きを読む

殺し屋(1956年製作の映画)

2.0

モーニングの時間なのに平気でランチの注文してくるアホとか普通にいるからな、殺し屋じゃないけど。おっす!オラ殺し屋!って名乗る殺し屋がいるかね?ターゲット本人に教えるより先に警察行けよ。解決もせず、得る>>続きを読む

チェス狂(1925年製作の映画)

3.5

終わり方がそれで良いのかはさておき、子猫のくだりは後24時間は観ていられる。何年かしたら『ポケモンGO狂』とか撮られるのでは?ってか誰か撮ってくれ。あのシネマヴェーラが20分間静まり返っていた、やれば>>続きを読む

青い山/本当らしくない本当の話(1984年製作の映画)

3.0

初期のメンツェルだとかフォアマン、ってまぁ要するにチェコ・ヌーヴェルヴァーグっぽくて個々のネタは面白いっちゃ面白いのだが、いかんせんこの映画が皮肉っているのが「遅々として改善が進まぬまま崩壊の一途を辿>>続きを読む

怒りのキューバ(1964年製作の映画)

4.9

とりあえず観る前に「この映画の面白さは超怒キューだからちょうど良くなんて考えじゃダメージを喰らう、覚悟せよ。」としたためておいたが、まさにその通りの結果となった。もしも君が一人なら迷わず飛んで行った方>>続きを読む

風立ちぬ(2013年製作の映画)

5.0

勤勉・実直・真面目こそが美徳とされた時代がこの国にもあったとするならば、堀越二郎と言う人物はまさにそれに該当するのではないか。夢に対し真っ直ぐで、愛に対しても真っ直ぐで、だがそんな彼の全てが「エゴイズ>>続きを読む

誓いの休暇(1959年製作の映画)

4.5

その道で、今日も母は息子の帰りを待つ、二度とは還らぬ息子の帰りを、あの日の続きをしたいが為に。家に帰りたい、帰って母を抱き締め、屋根を直し、穏やかな日々を過ごしたい、そんな当たり前の願望を、戦争は無残>>続きを読む

女狙撃兵マリュートカ(1956年製作の映画)

3.8

画面が暗くてちょっと何やってるか分からないシーンも多々あるものの、中盤以降はひたすらイチャコラしてるってのはよく分かるくらいひたすらイチャコラしている。革命に闘志を燃やす赤軍派の豪傑天才スナイパーのマ>>続きを読む

君たちのことは忘れない(1978年製作の映画)

4.4

なんも言えねぇ…。いや、なんも言えねぇのだが、本作の主人公たるおかんは俺の何億倍もなんも言えてねぇし、言いたい事も言えないこんな世の中のポイズンにやられてるし、そんな「もどかしさ」自体が、この作品の主>>続きを読む

猟人日記“狼”(1977年製作の映画)

3.2

主演:草刈正雄(代表作『復活の日』、「なつぞら」)。いきなり冒頭から髭も頭髪もモッサモサの草刈正雄が、頭皮カッスカスのハゲ散らかしたおっさんをいびり倒すもんだからDNAの不平等を痛感させられる羽目にな>>続きを読む

貴族の巣(1970年製作の映画)

2.0

まぁ一言で言えば「貴族はつらいよ」みたいな…ね…。いい歳こいたおっさんが、社交界にうつつを抜かしてる魔乳の嫁さん捨てて、ふた回りくらい歳離れてそうな超絶美少女に心奪われるお話。基本金持ちとイケメソの悩>>続きを読む

人生は素晴らしい(1980年製作の映画)

2.5

マストロヤンニとアンナ・カリーナ…?かと思ったらどうやら違ったらしいが、『ライフ・イズ・ビューティフル』とも間違われてるしややこしい作品だな。まぁ『タクシー運転手』なわけだけど、なんか全てが手ぬるくて>>続きを読む

私はモスクワを歩く(1963年製作の映画)

4.5

あれ?俺間違えてジャック・タチの作品でも観に来たか…?なんて思ったら、タチでは無かったが非常にヌーヴェルヴァーグしていた。フランス本国のと言うよりチェコ、そしてオルミの初期作品に感じる瑞々しさを感じる>>続きを読む

ヴェラクルス(1954年製作の映画)

3.7

300万ドルの大金を巡ってあっちゃこっちゃに策略が入り乱れるが、ゲイリー・クーパー主演となりゃ最後あぁなるであろう事は想像できる。だがそのラストたかが2分、遂に互いに銃を弾かねばならぬ瞬間には否応無く>>続きを読む

リリア 4-ever(2002年製作の映画)

4.8

雰囲気的にはザイドルの諸作品、特に『インポート・エクスポート』や『パラダイス 神』なんかに似ているが、俺たちが観たかった『岬の兄弟』はきっとこれだろ?少なくとも俺はそうだし、あの作品のベースはきっとこ>>続きを読む

ニュー・カントリー(2000年製作の映画)

4.5

早い、荒い、だが猛烈に面白い、俺らが観たかった『グリーンブック 』はこれだろ?少なくとも俺はそうだし、スパイク・リーがやりたい事もこれだろうし、むしろスパイク・リーがやってる事がちゃっちく思えてくる。>>続きを読む

グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

3.3

母の愛は海よりも深いと言う、ならばその愛を見つけて来なさい、と言うのがあのラストシーンなのか。ジャック・マイヨール自身が最後は水中では無く地面より少しだけ上に位置する場所で命を絶ってしまったと言うのは>>続きを読む

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.6

瀬々さんの作品はアリかナシかがなかなかハッキリ別れる様な気がするが、これはかなりアリ瀬々さんだったと思う。なんせ「趣味車いじり、仕事車いじり」の佐藤健が86に乗ってんだもの、しかも古舘寛治に納品する車>>続きを読む

ミスター・デザイナー(1988年製作の映画)

3.0

良く言えばハンス・ベルメールなのだろうし、確かにチャカポコしてるへんちくりんな音楽はN.D.Wで、最後の似非オペラみたいのもクラウス・ノミっぽいし、ルドンの絵が多用されてたりと面白要素は多いんだけど、>>続きを読む

死者からの手紙(1986年製作の映画)

4.6

コンピューターのトラブルと7秒の人為的なミスによって壊滅した後の世界が舞台のディストピア映画。これがアメリカ映画ならば、人々はそれでも逞しく、残された少ない資源を奪い合って更なる争いを重ねたり、そこに>>続きを読む

私の20世紀(1989年製作の映画)

4.8

きっとこの作品をジャック・ラカンの諸思想(鏡像段階論、現実・象徴・想像の三界区分、父の名、ファルス、母親と娼婦)などを用いながら解説出来れば分かりやすいのであろうし、格好良いのだろうけど、いかんせん俺>>続きを読む

ワイルドツアー(2018年製作の映画)

4.3

観ちゃおれん…って感情と永遠観ていたいって感情がバッチバチのバトルを続けていたため終始😌←な顔をしながらの鑑賞となったが、最終的に後8時間は観させてくれと言う妥協点で落ち着いた。人生とは「立ち入り禁止>>続きを読む

ローラ(1981年製作の映画)

3.3

言うなれば『マリア・ブラウンの結婚』の4年後の話、精神的な続編とでも言えようか。早稲田松竹の壁に掲示されたいたパンフレット(?)記載の語句を借りるのであれば、破滅の後の復活が『マリア〜』、そしてその復>>続きを読む

マルタ(1974年製作の映画)

4.1

マルタが丸太になるまでの一部始終。夫婦の形は数多くあれど、これは完全なる支配形態の関係。まぁ何が一番許せないって、ヘルムートの猫の持ち方&虐殺疑惑だわね、あの瞬間ヘルムートは世界中のニャンコ好きを敵に>>続きを読む

マリア・ブラウンの結婚(1979年製作の映画)

4.3

恋は衝動、愛は目的、結婚は契約なのだとしたら、彼女にとってのSEXは手段でしか無いのだろうし、本当に欲しいものは生活だったのだろうと思われる。愛する夫は遠くに去り、そして死に、かと思いきや舞い戻り、そ>>続きを読む

カリートの道(1993年製作の映画)

4.2

これまた何というタイミングでの放映であろうか。なんせこの映画はコカインで頭イかれたチリチリヘアーの親友との仁義を通そうとした結果、あと一歩楽園に手が届かなかった男の話である。“Zin-sayは電気グル>>続きを読む

手をつなぐ子ら(1964年製作の映画)

4.9

世界で最も面白い子供映画では…?おそらく稲垣浩版はもっとドラマティックな展開が待ち受けているのだろうけど、こちらは子供ならではの自然かつ素直な成長を目の当たりにできる。学校教育の使命は主に二つ、一つは>>続きを読む

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