オカルト博士

スパイラル・バイオレンスのオカルト博士のレビュー・感想・評価

スパイラル・バイオレンス(2006年製作の映画)
3.8
暴力が人を狂わせる―。

イギリス人の男女4人がスペインの山村にバカンスに行くが、着いてそうそう村人たちの冷やかな視線を浴びる。そんな中、山に狩りに出かけた彼らは、小屋に少女が監禁されているのを見つけ助け出すが…。

実はこの作品、昔にレンタルして面白かったので再レンタルしました。

部外者がやって来て村人とモメる『わらの犬』系ですね。

登場人物のイギリス人2組のカップルのキャラが良いですね。☆

☆ゲイリ-・オ-ルドマン夫婦
リ-ダ-的役割。正義感から少女を助け出す。
☆パディ・コンシダインのカップル
男性が頼りなく、彼女も歯がゆく思っている。

物語が動くのは、ゲイリ-が監禁されていた少女を助け出した事により…★

監禁されている少女を助ける事はゲイリ-が判断した正義感ですが、友人のパディ君は浮かない顔してます。そりゃ、そうでしょ?監禁した奴等がそれを知ったらどうなるか?って事やから。
で案の定殺し合いですね。それでね、面白いのはココなんですよ!活躍するのがこのダメ男のパディ君なんです。彼女が村人にレイプされてたから銃で村人を射殺しちゃいます。これを機に覚醒しちゃうパディ君なんです。そう、活躍するのはゲイリ-オ-ルドマンじゃなく、パディ・コンシダインなのでした。

不満を言うと、意外と時間が短い感じに思いました。それだけお話が小粒なんですね。もう一波乱欲しかったかな~☆

主題歌カッコいいぜ~♪