このレビューはネタバレを含みます
前に観たことがあるような気がしたけど、かなり前で記憶にないのでもう一度観てみた。
基本SF系はあまりすきではないので、そんなに期待していなかったけど、すごくおもしろかったというか、考えさせられた。
会談のシーンはじーんときてしまった。
男じゃないのでピンと来なかった部分はあるけど、男同士の絆みたいなものはあるんだろうなと感じた。
中井貴一の演技に引き込まれた。
合理性では説明がつかないけれど、「それを誰かが大切だと思っているということは理解できた」という(ニュアンスの)松平の言葉が、すごく大事な考え方のように感じた。
理解できないものを拒否するのではなく、見なかったことにする・距離を置くという判断をすることで争いごとって減るんだろうなと思った。
最後末裔を逃したのが、松平の祖先なのでは?という考察を残すエンディングも良かった。
かなり前の映画だと思うけど、ジェンダーの問題に踏み込んでて前衛的だなと思った。
ほんとにこんなものが世の中にあるんだとしたらおもしろいなーとも思った。