刑事のマックス(ミシェル・ピコリ)が犯人の情報を得るために、捜査であることを隠して娼婦のリリー(ロミー)に近づく。やがてマックスに恋心が芽生えるというベタな展開のロマンス&クライム。
ロミーは娼婦役でも気品は隠せないし、イヤらしさもない。
ロミーの映画ではなくピコリを見つめる映画でした。ピコリの演技はよかったけど、ロミーがいなければ華もなく、地味な作品だったかも。
原題にリリーというワードは入っていないし、邦題は何とかロミー人気にあやかってつけた苦肉の策かな。
劇場は年配マダムが多く、当時のロミー人気が伺えました。