マックスとリリー/はめる/狙われた獲物の作品情報・感想・評価

「マックスとリリー/はめる/狙われた獲物」に投稿された感想・評価

ムチコ

ムチコの感想・評価

4.5
英語字幕で見たのでちょっと前半の細かいせりふ追えてないけど…
メンバー紹介のあたりからギュンとギアが入る感じ。

カフェや警察署で部屋の向こうにいるモブの人たちがちゃんと動いて演技してるのにグッとくる。顔面蒼白ピコリの冷や汗。ハッピーエンドになってもよかったのに誰も幸せにならない恋(のようなもの)の行き止まり。

銀行強盗ってターム以外は共通点ないけど『暴走パニック大激突』を思い出した。
一網打尽逮捕シーンの感傷を排した迅速な捌きがとても良かった。ロミー・シュナイダーがエロかった。でも一番好きなのは縦列駐車するとき後ろのクルマにぶつけておきながら(ふつーに撮影事故)素知らぬ顔してるM・ピコリ
ウシ

ウシの感想・評価

4.1
お風呂に入る娼婦をいきなり撮影し始めてワロタ

カメラはツァイスイコン
ENDO

ENDOの感想・評価

4.0
顔面蒼白のピコリの感情の揺らぎが全く表面に出てこないが娼婦を買っておきながらずっと時計を分解し組み立てていたら流石に嫌気がさすだろう!6人の仲間達の魅力とロミー・シュナイダーの虚無感溢れる切ない表情にはピコリならずとも惚れる。それにしても冗長!
奇抜な役をなんなくこなす怪優ミシェルピコリの作品のなかでも特にすごいような気がする。
うーん、リアリティ的許せなさ、スリルの物足らなさ、から来る、2時間が若干辛くなる退屈さの二点において好まず
それ以外は71年でこういうテイストのフランス作品、という個人的新鮮味やその他もろもろ、かなり学びがあったのでよかったが

笑いのスイッチが壊れている客がいたので最悪だった
csm

csmの感想・評価

5.0
豪華メンバー紹介あたりから鼻息荒くなる、読み書き出来ず漫画読む奴(銃を持たせりゃすぐ発砲)をからかう丈短トップスの奴。ロミーシュナイダーが常につけてる共布のリボン巻くシーンが最後の方にあるのもいいし、実行日だけデニムにブルゾンてのも良い。そんなロミーを風呂で紀信ばりに激写するピコリ。実家は裕福だけど現行犯逮捕に囚われたあまり自分もその目に遭うピコリの青白い顔に浮かぶ脂汗、一部始終を近くで見届ける町の職人たち。後ろに手を組みゆったり車道を歩いてくるピコリ素晴らしかった。
miyagi

miyagiの感想・評価

4.5
根本が何も解決してないどころか、表情にも声にも出さず静かに蓄積していった狂気の果ての暴挙にひっくり返る。
人生にあては無くとも居場所がある半グレ集団とロミーシュナイダーは十分幸せそうに見えるし、彼らの関係性を壊した上で全てを破壊する様がどうしようもない展開になっていて全く先が読めなくてよかった。
肝心の強盗シーンの手際の良さ、風呂場での写真撮影など、いくらでも際立てられるシーンも全体通して違和感なくサラリとやってのけるのが憎い。
それにしてもピコリの顔が白すぎる。
登場人物の9割方が咥え煙草してて、煙と共に画に渋さを与えているし、ずっと煙草吸いたくてソワソワした。


2020劇場鑑賞73本目
クロード・ソーテ監督作品。
ミシェル・ピコリ演じるマックスは、予審判事だったが証拠不十分で容疑者が釈放されたため、刑事に転職するが、また銀行強盗を取り逃す。旧友で小悪党のアベルを、ロミー・シュナイダー演じる愛人で娼婦のリリーを経由して、銀行強盗をさせるようにたきつけるが・・・という話。

刑事もの。渋くて地味。ミシェル・ピコリが白黒のスーツしか着ないでくそ真面目。実績を挙げるために、銀行強盗をたきつけて、現行犯で逮捕をしようとするという回りくどいことをやっている。

逮捕に向けてというストーリーラインもありながら、マックスとリリーの掛け合いも充分に描く。
ロミー・シュナイダーが魅力的な娼婦を演じる。アイラインのメイクがすごい濃い。

オープニングの緑に着色されたクレジットと音楽がかっこいい。
AS

ASの感想・評価

4.4
ロミー・シュナイダーの声無き叫び、ミシェル・ピコリの叫び無き暴挙。眼前に存在していたもの全てが音を立てて崩れ去る瞬間に震撼。
端正な所作とは対照的に歪みに歪んだ執念と欲、リマスターによって事の顛末と呼応する顔の白さが際立った名編

偉大なる俳優、ミシェル・ピコリ追悼特集@アンスティチュ・フランセ
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