りょーこ

パラノーマル・ビギニングのりょーこのレビュー・感想・評価

パラノーマル・ビギニング(2007年製作の映画)
1.5
何でもパラノーマル~付ければ良い訳じゃないんだぞー、邦題っ!!!
パラノーマルといえばPOVなのにそれも無く、話もと~ってもスローな展開でひたすら眠い。。。
素直にCRADLE=揺り篭と題した方が、色々な意味で正確だ。

どんでん返しもありますが、使い古された物で想定内。
30分に縮めて『世にも奇妙な物語』で放送するなら、まあまあな出来かもしれぬ…



ド田舎に引っ越してきたフランクと妻のジュリー、そして産まれたばかりの息子サム。

ジュリーは産後の鬱の為、サムを抱くどころか触れる事も出来ない状態だった。
彼女の代わりに、育児等の家事全般を1人で熟すフランクは、疲れ果てて眠る度、サムを奪われる悪夢を見る様になる。
更に外の森やサムの部屋でも何かの気配を感じ、近所の老女ヘレンに助けを求めた所、全ては生き埋めにされた自分の妹の幽霊の仕業だ、と言い出す。

とりあえずサムの部屋にビデオカメラを設置して様子を見ると、そこには白い服を着た女性の姿が映っていた…



『アザーズ』や『シックス・センス』の様などんでん返し、と言えばもう大体ネタバレ。
一時期流行った逆転の発想です。
とは言え、使う者が下手だと機能しないようですが…

伏線を増やすか、ダラダラした風景撮影に何か盛り込めば良かったのに、中途半端で読み取れませんでした。

しかし、そのラストに行き着くまでが長い長い…
フランクが疲れ果て、夢と現実がごっちゃになり→悪夢→飛び起きる、というパターンが何度も出てきて飽きる!
睡魔と闘ってる割にクマが出来てなかったり、ヒゲも伸びてないのも気になるし…
『マシニスト』みたいになったら、少しは臨場感が出たかもねー

いつか来るであろうオチを待ちながら100分近く辛抱し、やっとこさラストとなったら良くある展開で萎える…
なんだか残念なパラノーマル作品(違うけど)でした。
りょーこ

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