祭で賑わうある夜、街の有力者によって命を奪われた男の遺体が、キョンシー隊に偽装してアヘンを密輸している密輸団に秘密裏に託された。

高額の報酬と引き換えに、遠くの土地まで運ぶことを条件とされたが、旅の途中で山奥の底なし沼に遺体を落としてしまい、やむを得ずそのまま立ち去ってしまう。

しかし、それ以来、近くの村では何者かによる家畜の被害が頻出し、ついに密輸団メンバーの一人が襲われるのだった。

あの『霊幻道士』がヒットしていた頃に密かに製作された香港ゾンビ作品。

1922年の中国湘西省を舞台に、強力なゾンビと遭遇した麻薬密輸ギャング団の恐ろしい体験を、お色気とユーモア、そしてちょっぴり哀感も交えて綴る。

この『霊幻追鬼』は、一般的なキョンシー映画のイメージ（道士VSキョンシーのホラーコメディ）とは大きく異なり、“キョンシーを使った密輸作戦”という犯罪アクション寄りの変化球です。

ただ、本作のメインに登場する化物はキョンシーというよりチャイニーズゾンビと言う方がしっくり来る感じ。

『霊幻道士』的な術バトルというより、キョンシーの“外見”を活かした偽装や駆け引きがメイン。

ゾンビが最後の方まで顔を出さないという古典的ホラー映画のスタイルを踏襲している造りになっていますがちょっとテンポが全体的に悪いですかね。

ゾンビもゾンビというよりは怪獣になっちゃっています。

旦那さんの死に方がリアルでホラー度も高かったです。

ラストシーンがエクソシストチックです。

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記録

鬼打鬼みたいなこういう香港ホラー好き。