Haman

BATS 蝙蝠地獄のHamanのレビュー・感想・評価

BATS 蝙蝠地獄(1999年製作の映画)
3.5
遺伝子操作によって知能と凶暴性を増幅させて雑食になった食人コウモリの群れが襲ってくる話。

科学者がいじったことでその生物の知性と凶暴性が増す『ディープ・ブルー』のサメと一緒な出生。
あっちはアルツハイマーの治療薬のためだったけど、こちらはただコウモリを改善したかったからとかいう小学生みたいな建前のもと、終盤に明かされる真相も生物兵器のためとかいう何の意外性もクソもないオーソドックスさ。
登場人物の面々も女博士と街の保安官とお茶目な黒人ていう定型文が服を着て歩いてるようなキャラクター設定でよかった。

コウモリはデカめのチワワくらいのサイズ感があって、ブタ鼻の不細工顔でめっちゃ憎たらしい。
巣に潜入するにあたって防護服がないとコウモリの糞にまみれて死ぬっての、なんか良いよね。実際の糞溜めも『チャーリーとチョコレート工場』のチョコレート川みたいな質感でウヒョ~ってなったとです。

大群に襲われる街でチラッと映る映画館の上映作品が『ノスフェラトゥ』ていう小ネタもお洒落で好き。
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