『デッドリー・ウェポン』よりめちゃくちゃで乱暴。前作の乳圧殺も狂ってたけど、本作の片乳持ち上げて「カシャリ」と音を立てながら写真撮影していく描写は狂ってるというよりバカ過ぎて力が抜ける。
乳殴りでダラダラしたスロー、その直後に早回しのカーチェイスと狂った緩急に頭がクラクラ。なぜか三脚使ってなくてカメラがずっと不安定だし、急にズームしたり引いたり、しかもカット数が意外と多くておっぱいとかなんでもない机の端っことかのカットが急に挟み込まれるので死ぬかと思った。
でもチェスティ・モーガンの胸に垂れた血を拭きとるショットをきちんと入れるところに矜持を感じて少しグッときた。当たり前だけど彼女がGカップやFカップだと全然意味がないので。とか思ってたけどおっぱいの静止画に飛行機がオーバーラップするクソバカエンドで全部どうでもよくなった。
『サイコ』のシャワーシーンを再現した場面はドリス・ウィッシュマンの目からヒッチコックはどう見えたかということを端的に表しているので、如実にドリス・ウィッシュマンの異常性が視覚化されててヤバい。この人は物事が歪んで見えてるのかも。
