松浦義英

セロニアス・モンク/ストレート・ノー・チェイサーの松浦義英のレビュー・感想・評価

2.5
セロニアスモンクの経歴を知っとかないと楽しめないかなと思った。
イーストウッドの関連作に挙げられること多いけど、監督は別人なのね…。
エグゼクティブプロデューサーにイーストウッドが就いてるから見たけど、凄味は感じた。
でも知らない人、だからノレなかった。
でも多分、ラストシーンのライトの画面は『バード』だなあと。

イーストウッドの『バード』もノレなかったけど、一応チャーリーパーカーってどんな人なのかってわかった映画だった。
でも今作にはそれがない。ファン向けだった。
…ドキュメンタリーって前提にそれありそうだけど(笑)

モンク自身の躁鬱…というかこの時代は今ほどの躁鬱ではないのか?今以上なのか?この時代は躁鬱が地球病のように言われてるような気がして(独断)。
でもそれを献身的に支えた妻。
男より女が強いのは昔からで、男は女に精神的に頼るんだよなあと思った。
ここに精神障害の解決のヒントが…あるようなないような。

くるくる回って、ライブ中に自分の番が終わると歩いたりする自由人。
でも一周回って、ジャズプレイヤーだからライブ中にうろうろはかっこいい気さえして来たぞ。

猫ハウスを作って、その場面に流れる『Pannonica』は良い曲だった。
松浦義英

松浦義英