【街娼の軌跡を追ったドキュメンタリー】
中村高寛監督のドキュメンタリー映画。
むかし横浜に実在したメリーという街娼の記憶を、様々な横浜人にインタビューしながらたどっている。横浜という街の記憶も重要な要素。
最終的には彼女は故郷に帰って老人ホームに暮らす身となるのだが、そこを訪れるシャンソン歌手・元次郎の姿がなかなか感動的。
人間と人間のつながりが意外なところでできていると分かるのが、この映画の見どころだろうか。
なお、テーマソングが「伊勢佐木町ブルース」なんだけれど、渚ようこ(渚ゆう子ではない)の歌はどうもパンチ不足。やっぱり青江三奈じゃなくちゃあ。