ヨコハマメリーの作品情報・感想・評価

「ヨコハマメリー」に投稿された感想・評価

marmelo

marmeloの感想・評価

3.5
途中元次郎さんのドキュメンタリーなのかと思ってしまう部分もありつつ、結局それもメリーさんの生きた旅路の断片にすぎなかった。最後のメリーさんの姿に泣いた。
わかめ

わかめの感想・評価

5.0
まず、ドキュメンタリーとしての完成度がものすごく高いと思います。ちゃんと捕らえるべき人の所作などをしっかりと納めています。特にドキュメンタリーにおいてはこぼれでるものこそが本質だと思います。そこを撮り逃さない映画は本当に良い。

メリーさんとその周りの人について。
メリーさんがものすごく気高い方なのは確かで、その実直さとあたたかさ故に、美しい心を捕らえる存在であるかのように思えました。
美しさとは、単なる妖艶さだけでなく、優しさや人情もその大きな一部です。

最後、歌を聴くメリーさん、髪にきちんとブラシが通されているのが分かるほどピシッとしていて、ひときわ目立つので後ろ姿ですぐに分かってしまいました。綺麗でした。お化粧を取ったとしても街中でもそうだったんだろうなと思います。
時と共に忘れられてしまうのかと思うと、仕方がない反面、悲しいような。
最後の場面がとても強く印象に残る。白塗らなくても素敵です。
戦後日本の歩みの中、副次的に発生する情景であり、それを追う好奇心はなかなかに執拗だが、気になるのだから仕方ない。
180324

横浜市民としてこの映画は必修科目かな、と半ば義務感から鑑賞

私はメリーさんを生で見たことはないし、知ってることと言えば「白塗りの娼婦」ということくらい
そして、この映画にもメリーさん本人はほとんど出てきません
でも、彼女を知る人達の言葉や残った写真によって、メリーさんという人物を、そして横浜の歴史をなぞることができます

皇后陛下と呼ばれていた時のメリーさんがかっこよすぎる!
あと老人ホームで元次郎さんの歌を頷きながら聴いてるメリーさん、すごく良い表情だった
最後、元次郎さんは何をメリーさんに囁いていたんだろう?

私が鑑賞した回では幸運にも、同日上映の別作品のために劇場に来ていた監督の話を聴くことができたのですが、なかでも
「僕は、この映画は『街の映画』だと思っている」
という言葉が印象的でした
それもあって、せっかくメリーさんのいた伊勢佐木長者町で見たことだし、と帰りは映画の中の風景と比較しながら街をぶらぶらしてました
すごく贅沢な映画体験ができたな、と思います
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.4
 「パンパン」って人たちを僕が初めて知ったのは確か松本清張の小説『ゼロの焦点』なんだけど、ほんまもんの所謂パンパンを取り上げた映画を見るのは恐らく本作が初めて。あの団鬼六先生にまで「死神みたいだったよねw」って言われてるだけあって確かにその風貌はかなり強烈で「死神」という言葉がぴったりくる。それでも彼女は一人の人間であり、いろんな人たちにいろんな意味で影響を与えた人なのはよく分かった。カフェの客が「あの人が使ったのと同じコップは使いたくないから(メリーさんは娼婦だから病気もいっぱいもってんでしょ?という偏見)別のにしてくれ」って言ったからって、わざわざメリーさん専用のコップを用意してくれたりといった優しさが何だかとっても嬉しかった。最後の素顔のメリーさんとその肉声がとってもかわいかった。とてもきわどいけど「女はみんな生きている」っていう優しい映画。
かっぱ

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3.9
メリーさんに会えた。涙が出た。
電車にのって、どこまでも。
nooooori

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4.2
ヨコハマ伊勢佐木町の伝説の娼婦メリーさんのお話。

僕は浜っ子じゃないんだけど神奈川県民なので、実はこの辺ってミニシアターが密集しててチョチョイいくエリア。(ジャック&ベティ、横浜マリオン、横浜ニューテアトルなど徒歩圏内)R指定な超デープなエリアです。お洒落な横浜からちょっと入っただけなのだけど、道行く人が表の横浜と明らかに全く違いますから 笑
いずれにしろ、このドキュメンタリーでは、お客がヤクザか警察しかいなかったという戦後の横浜を象徴する伝説の居酒屋「根岸家」に集まった人々や戦後のヨコハマの風俗史を語る上で欠かせないのであろうメリーさん周辺の方のインタビューで構成されてるけど、時代の中心を生き抜いたであろう人たちの時折伺える根性の座りっぷりや目力の強さには圧倒されるし、また遊び人だけに話がめっちゃ上手で退屈しない。

メリーさんと親しくしていたという永登元次郎さんというシャンソン歌手のマイウエイの歌声は暖かくも切ない。いや、メリーさんの人生を思うともー死ぬほど切ないんだけど本当にマイウエイを生きた方なのだと思う。そして、こんな感情にさせてくれる映画は嫌いじゃない。
中村高寛監督の次回作「禅と骨」がすごく楽しみになった。
higatree

higatreeの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

白塗りの娼婦さん 最後は元次郎がホームに来てシャンソン歌う せつない…涙
ダダ

ダダの感想・評価

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たくさんの証言から浮き上がるとっぴなる人、メリーさん。戦後の猥雑さ、不気味な白化粧、横浜の町。変人にもまた親友がいる。人物より友情のドキュメンタリー。
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