ヨコハマメリーの作品情報・感想・評価

「ヨコハマメリー」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

強い女性でなんとなく泣けてしまった。
エンディングで彼女にしては薄化粧だったけれども凛としてキレイだったのも良かった。
tuttle

tuttleの感想・評価

5.0
構成が巧みで戦後の横浜のある姿やメリーさんのドラマチックな人生がより引き立つ。
友情の話。
好きな服を着てる人が好き。
加藤

加藤の感想・評価

3.5
去年、横浜ニューテアトルで観た『禅と骨 Zen and Bones』が素晴らしかったので、いつか観てみたいと思っていた作品。メリーさんとシャンソン歌手の永登元次郎さんの友情が美しい。それと、何となく見覚えのある景色が映画にたくさん登場して嬉しかった。いつかどこかでメリーさんを目撃したような、そんなうっすらとした記憶がなぜかよみがえるような。年齢的にあり得ないはずなのだけれど。
90分で観れるならいいなー評価も高めだしーという軽い気持ちで観て衝撃。

横浜に微かに感じていた違和感の解があった。気がする。
みなとみらいは華やかで賑やかで今では家族連れと恋人たちの街なのに、駅の反対側とか関内の方へ行くとまるで違う国のように「何か」が残っているのを感じていたので。
知らなかった歴史を知ることができた。

終わり方が大変よい。切ない。
言葉にならないけど、生きている限りは背筋を伸ばしていこうと思う。
ラストが本当によかった。何回も思い出してしまう。
不思議な人だな、メリーさん。

「娼婦」「パンパン」という教科書的にはアブノーマルで人から白い眼で見られる職業とその容姿から不気味がられ、嘘かまことかわからない噂が飛び交う。一方でそんな彼女を気遣い交流を持つ人も少なからず居た。その方々のお話を伺うと、メリーさんのヨコハマ時代は色々あったと思うけど結局は幸せだったのでは。

ヨコハマを去って数年後。訪ねて行った施設にはご高齢になっても矜持を感じさせる凛とした姿で歌に聞き入るメリーさんがいた。やはり他の老人たちとは一線を画していた。

今回は かなり長文スミマセン(✘д✘๑;) ³₃

実在する、通称メリーさんというホームレスの老婆のドキュメンタリー。
伊勢佐木町などの繁華街に よく現れていたという。

冒頭から衝撃写真が登場。
この作品のための撮り下ろしなのかな‥‥ 。
メリーさんを写した数枚の写真。
真っ白くお顔を塗り、凄いメイクに服に‥‥
驚きのあまり、思わず「うわっ!」と言ってしまった私。

メリーさんは‥‥
*83才現役娼婦らしい
*山手の豪邸に住んでいる
*福島か茨城の施設に入った
*広島の実家へ戻った
*自叙伝を書いてる
*皇族の末裔
*カレシがいる
*「ライフ」の表紙に なったことがある
*彼女を置物と間違えてさわってしまった
*エイズである
*あの人はやばい人
*真っ白で背が高い
*死んじゃってもういない?
*昔は米兵相手の娼婦だったらしい
etc……
こんな調子で、今では忽然と横浜から姿を消してしまった彼女についてはいつも謎めいた噂が。

彼女が行きつけだったお店では、他のお客さんから、彼女が使ったことのあるコーヒーカップで飲むのは嫌だとの苦情があったので、店主が彼女専用のコーヒーカップを用意した。

色々考えさせられるものがある作品。

この作品のテーマ曲である「伊勢佐木町ブルース」は 私の中ではもう 彼女自身のテーマ曲となってしまった。

しかしそんな彼女に対し良い意味での興味を抱き、遠くから見守っていた方々が、数は少ないけれど何人かいらした。
接触はなくても、いつもあたたかい目で彼女を見ていた人たち。
その中の一人、永登元次郎さんというシャンソン歌手の方がおり・・・




※ココからちょっとネタバレぽくなります。
↓ ↓ ↓













永登さんは、伊勢佐木町から忽然と姿を消してからの彼女のところ・・・・・ 施設を訪れ、彼女やお年寄りの方々の前で 歌を披露された。
(メリーさんは、このジャケのような ド派手なメイクやコスチュームではなく、素のお顔のメリーさんに。)
私は 歌を聴いていた彼女の姿にとても感動してしまった。。。
彼女は 永登さんの歌に じっくり耳を傾け、1フレーズ1フレーズに 頷くように首を僅かに縦に振りながら 聴き入っていた。
メリーさんて、なんて素敵な女性なんだろう・・・って感じた瞬間だった。
ツタヤで偶然手に取って、DVDケースの写真に衝撃を受けた。
怖っっ!!😱な、何⁉️(今日の夢に出てきそう…😂)
と思い気になっていて、やっと見ることができた。
かつて横浜に、メリーさんという伝説の女性がいた。残念ながら私が横浜市に越してくる前にいなくなってしまったようだ。
彼女の誇り高い生き様、昔の伊勢佐木町を知ることができた。
元次郎さんの人生をもっと知りたい、メリーさんに会ってみたかったと思った。
なんだか心の奥から優しさが湧いてくるような映画だった。
Mena

Menaの感想・評価

2.0
横浜が地元なので小さい頃から何度かメリーさんの話を聞いたことがあってふと気になり鑑賞。正直な所映画でしっかり見るのでは無くさらっと簡潔にお話だけ聞く分にはよいと思う。
どの地域にも必ず、アウトサイダーとしての有名人がいる。
横浜にかつていた、メリーさんを巡るドキュメンタリー。
戦後日本で生くため私娼として、しかし気高さを失わなかったメリーさん。白塗りの異形ゆえに、差別にもあいながら、多くの人に愛された魅力を掘り下げていく。
人の優しさを強く感じた作品だった。
ぺん

ぺんの感想・評価

4.0
戦後の横浜にいたパンパン、ハマのメリーさん。
私の母親は、学生時代に横浜駅や伊勢佐木町で彼女を見かけたそうだ。顔を白塗りにして佇む、小さなお婆さんは強烈な存在感を放っていて、何十年経っても忘れられなかったと。
その母からこのドキュメンタリーを教えてもらった。

映画はメリーさんと関わりのあった人々、特に末期ガンを患ったシャンソン歌手の永登さんの語りを通して、
メリーさん、そして昭和の横浜と風俗文化が描かれる。
戦後の横浜を生き抜いてきた人々の人生を垣間見て、ほの悲しさと懐かしさを感じ。
メリーさんの所作の美しさ、気高さにハッとする。
本人が語らずとも、人を惹きつける存在だったのは違いない。
記録としても価値ある作品だろうな。
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