人間の人生って本当誰のをとってもドラマだけど、この映画は本人が語ることが一切ないドキュメンタリーだからこれまた面白い。街で見かけただけの人、少し話したことがある人、長年浅い付き合いをしてた人、人生の大事な瞬間に立ち会った人、色んな人がメリーさんの事を好き勝手に語る。
私だったら街中にあんな逆マンバメイクみたいな婆さんいたら確実に怖がっただろうし「なにあの変な人・・」で終わったかも。話しかけようとか思ったかな・・。だからこの映画に出てくるメリーさんの知り合いはなんかいいな、関わってくれてありがとうってかんじだった。
でも何でメリーさんは早々に実家に帰らなかったんだろう？あの暮らしが好きだったのかな。戦時中や戦後混乱の中道端で眠ることなんて当たり前だったかもしれないけど、さすがに年取ったら辛かったんじゃなかろうか？
それにしてもメリーさん、他の婆さんとは違う美しさと気品があったな。
がんじろうさん、、、の歌のシーンは老人ホームの老人たちに混じって泣いていました。
