kuu

ブロードウェイのバークレー夫妻のkuuのレビュー・感想・評価

5.0
バレエシューズ◎



ミュージカルスターの夫婦喧嘩を描いたミュージカルコメディです

10年振りに叶ったアステア&ロジャースのコンビ再結成です💕しかも10作目!
ジュディ・ガーランドの代役としてキャスティングされたジンジャー・ロジャースですが結果的にこれで良かったと思います

監督はチャールズ・ウォルターズ
主演はフレッド・アステア&ジンジャー・ロジャース

アステア&ロジャースより先に大好きなオスカー・レヴァントについて触れておきます
満点の理由はオスカー・レヴァントへの敬意によるものです😭💕
彼ほど演技のできるピアニストは他にいないと思います
今回は演奏の他にアステアとロジャースに加わって歌も披露しています

ハチャトゥリアンの『ガイーヌ』より剣の舞♪
映画での見せ方を熟知しているので体はあまり揺れることなく指使いで魅せてくれます💕
音もジャズっぽい和音の使い方や派手な響きで楽しませてもらいました

A Weekend in the Country♪については後ほど述べます🙇

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.32♪は思わずブラボー!と叫んでしまいます💕
ドラマティックな演奏で剣の舞♪と同様に映画にいかに映るか計算していてハリウッドの宝ですね

ちょっとだけシニカルで愛嬌もあって大好きなんです!今作ではそんな彼を堪能できて幸せです

さてさて、本題のアステア&ロジャースに参りましょう

オープニングはSwing Trot♪
明るいジャズの調べに乗ってふたりが踊るゴージャスなナンバーです💕
ふたりの顔から溢れる喜びとラストのキスが最高で何度でも観たくなります

You'd Be Hard to Replace♪
ふたりが家でナイトガウンを着てくつろぎながら踊るのがいいですね💕

Bouncing the Blues♪
昔を思い出すようなふたりの軽快なタップが魅力です💕
アステアがロジャースの顎を愛おしそうに撫でるシーンがたまりません
『レインマン』のベガスのラウンジのテレビとホフマンの持っている小型テレビに映っているのはこれですよ📝

My One and Only Highland Fling♪
楽屋で若手女優に化粧品の嫌味を言われたあと幕が開いてこの曲が始まります
スコットランドの衣装が可愛いです💕歌はスコットランド訛りを面白可笑しく表現しています😅
今だとクレームの嵐になりそうなくらい💦ふたりの巻き舌合戦が楽しいです!
ラストの尻もちが可愛くてたまりません💕

A Weekend in the Country♪
この曲はふたりと一緒にオスカーレヴァントも歌います😲
野太い声がイメージ通りでウケました😻

Shoes with Wings On♪
このシーンは有名で何と言っても特殊撮影が楽しいです
『ファンタジア』からヒントを得た楽曲で靴が行進する時の音や箒を持ったアステアがミッキーのようでたまりません😭💕
『赤い靴』ならぬピンクのトウシューズも可愛いです💕小さなバレリーナも最高に可愛いです😭💕
ラストで前髪が垂れたアステアが子供のような顔になるのが可愛くてツボです😻
この曲のほぼラストで銃を構えるシーンだけですが『レインマン』に登場します📝

誰にも奪えぬこの想い♪"They Can't Take That Away from Me"
この曲はガーシュイン兄弟が『踊らん哉』のために書き下ろした大ヒットナンバーです💕
円熟味を増したふたりが優雅に舞うのが素敵です
歌詞が映画とリンクしているのもツボです😻
またまた『レインマン』ネタですが🙇ホフマンがエレベーターに乗る時に小型テレビからこの曲が流れて来ます♪ラストシーンまでずっと流れます📝

Manhattan Downbeat♪
ラストでふたりが仲直りして踊り出します
リビングで踊っているうちにステージでの群舞に切り替わります
舞台の仕掛けがシンプルですが素晴らしく観ていて楽しいです
美しいフィナーレには思わず拍手を送ってしまいました👏💕

ロジャース&アステア+オスカー・レヴァントに乾杯🥂
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