ニジム

ギャングスターズ 明日へのタッチダウンのニジムのレビュー・感想・評価

3.5
良いコーチと明確な目標があれば、よい方向に行く可能性が高い。家庭環境が複雑で周りがみんなギャングたちという環境に育った少年たちは、自らも犯罪に手を染め、少年院を出てもまた舞い戻ってくる確率が高い。
そこで、アメフトのチームを組み、彼らに向上心を持たせるプログラムが組まれる。

更生プログラムといえば、数ヶ月前に読んだマーガレット・アトウッド『獄中シェイクスピア劇団』を思い出すが、適切なコーチングがあれば、導ける人も期待できる現場ではあるだろうなと思える。

 これは実話ベースのようで、ラストでは彼らのその後が簡単に語られる。成果はあったと言えるのだろう。願わくは、ここに来る前に救われることなのだけれど。

もちろん、信念を持ち、プロジェクトを推進する存在も必要だ。それをザ・ロックが演じるのだけれど、禁欲的な、しかし屈強な外見で、信頼できる印象がありすぎる。
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