制作年代を考えれば映像はこの程度でもしょうがないのだろう。しかしストーリーが原作石ノ森章太郎にしてはあまりに低年齢層向けで、009などに見られるダークな面がまったく無いのが残念。
などと堅く考えず、当時の大冒険ファンタジーのセンスを大笑いしながら観るのが正解だろう。
オープニングから小学生がチーター飼ってるし、海の中泳ぎまくるし。
王女エンジェルが大爆笑。どっからどう見ても「おそ松さん」の魚のコスプレしたトト子。イサムの声は悟空だし。
海底国、地底国の国民千人ぐらいしかいないんじゃないのってショボイ規模も笑えた。
で、オチが凄い。地底国が滅び世界中の火山が爆発してハッピーエンド。おいおい、世界中の火山爆発したら確実に人類滅びるぞ。
など、楽しくつっ込める作品だ。
あ、それと以前から
「ジュール・ヴェルヌの『海底2万マイル』って、地球の直径が約13000キロだから2万マイル(32000キロ)だと地球突き抜けるよね・・・」
って思っていたが、これは深さではなく移動した距離だそうだ。
でも今作ではどう見ても3万マイル(48000キロ)は移動してないよね。っていうかなんとなくパクッただけの題名なのがバレバレで微笑ましい。