地獄の配達人に復讐される3人の性格ひん曲がったクソな主人公たちを描いた3話からなるオムニバスリベンジホラー。

『地獄の配達人』という怖めなタイトルですが、クソ野郎どもにひと泡ふかせる役柄なので結構スカッとできる作品でした。

1話目『ドラッグ・ムービー』
B級ホラー映画専門監督の主人公。女性蔑視しまくってるクソ野郎で女性キャストをボロクソ言うから他のスタッフからも嫌われていた。ある日、謎の配達人から荷物を受け取ったことがきっかけで自分がかつて撮った映画の世界に入り込んでしまい…。

今までないがしろにしてた女性たちに、映画の中で目一杯復讐されるというわかりやすいお話。映画の中では主人公以外全員女性で、バカにされたり、拉致られたり、ヅラ取られたり。行く先々で酷い目にあってくのが爽快なんだけど、ちょっと生ぬるかったですね。

2話目『パンドラの箱』
子どもを轢き殺してしまった主人公の女性報道キャスター。そのまま何事もなかったようにニュース番組に出演。その日、謎の配達人から荷物を受け取ったことがきっかけで肌がドロドロの化物が現れるようになり…。

子どもを轢き逃げした、これまたクソな主人公が、地獄の配達人から復讐されるわかりやすいお話。今回の荷物は子どもが死ぬ間際に持ってた血だらけのオルゴール。それがどこに置いても自分のとこに戻ってくるし、変な化物が脅してくるしで精神的に参っていく主人公がこれまた爽快です。オチも良いです。

3話目『ゾンビ・ソルジャー』
妻や子どもへの暴力で別居中のクソな主人公。そこへ例のごとく荷物が届く。それはベトナム戦争に行ったかつての友人の手帳だった。彼は戦争反対デモに参加していたが主人公が情報を売り戦争に無理矢理行かせ戦死したはずだった。気がつくと主人公は戦争真っ只中のベトナムにいて…。

自分は一回も行ったことない戦場に、嫌がる友人を無理矢理行かせたこれまたクソな主人公が、戦場の怖さを実際に味わうことで復讐されるお話。戦死した友人が幽霊（ゾンビ）としてずっと付きまといながらクソな主人公を戦場で煽り続けるのが爽快です。

1話目は結構退屈ですが、2話目と3話目は割と面白かったです！正直どれもポンコツだけど、オムニバスで見やすいし、そこそこスカッとできる作品でした。

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• #こんなのあるよ！だってVHSだもん☆