FREDDY

NOセックス、NOライフ!のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

NOセックス、NOライフ!(2005年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

バート・フレインドリッチ監督が手掛けたラブコメディである本作は、ニューヨークを舞台に、性生活に問題を抱える専業主夫のトムとベテラン舞台女優のレベッカ、そして結婚の機を逃したレベッカの弟トビーと、その恋人エレインの2組の恋愛模様を描いた作品となっていて、それぞれに違った価値観によってすれ違いを見せる登場人物らの心情がユニークに映し出されるのだが、デイヴィッド・ドゥカヴニーやジュリアン・ムーアをはじめとしたキャスト陣のネームバリューだけでも心惹かれるものがありましたし、幸せそうに見える夫婦や恋人たちが抱える問題や個人の価値観、本質というものが"性"を通して顕になっていく点や、互いに歩み寄って問題を解決しようと葛藤する様も観ていて面白く、気軽に楽しめる作品という印象ではある。ただ、性生活というものを扱った作品ではあるが、『NOセックス、NOライフ!』という邦題はさすがに本作の本質を捉えていない気がしますね。まるで上っ面だけを見て決めたような、その点はすごく気になってしまいました。
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