◼️概要
1981年のアニメ。ドラえもん映画1期第3作。のび太たちは人類未到の魔境を探すため、アフリカ奥地の航空写真を撮影。のび太が飼い始めた迷い子犬ペコが不思議な巨神像の写真を探し出す。魔境を見つけたと判断したドラえもんたちは、どこでもドアでアフリカのザイールに向かうと、ペコが突然しゃべり出す。
◼️感想
犬の王国という突飛な話だけど、探検ものは楽しい。今回は映画版は良い奴になるジャイアンの活躍が顕著。探検中にのび太やしずかちゃんがどこでもドアでいちいち家に帰り、ジャイアンが「魔境の雰囲気ぶち壊しだあ!」とブチ切れるの笑える。ジャイアンの決まり文句「母ちゃん～」もジワる。ひみつ道具はかなり多い。何でも取り寄せられる出前電話、ある意味AmazonやUber Eatsで実現してるわ。
◼️メモ
月刊コロコロコミック1981年9月～82年2月号に掲載された「大長編ドラえもんシリーズ」が原作。
劇場版で、しずかがのび太、ジャイアン、スネ夫の3人を君づけで呼ぶは最後の作品で、以降はさんづけ。
藤子・F・不二雄は「評判もいいし、私も作品の出来はいいと思います」としつつ、強い口調で「でも、私の世界を理解していただいていないようです。監督をかえていただけますか」と告げ、第4作から1期最終の第25作まで芝山努が務めた。
登場するひみつ道具は自家用人工衛星、壁掛け犬小屋、６面カメラ、植物改造エキス、猛獣誘い寄せマント、桃太郎印のきびだんご、スモールライト、タケコプター、スーパー手袋、即席エレベーター、翻訳こんにゃく、重力ペンキ、さかのぼりボートなど。
2014年にリメイク「ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜」が公開された。
◼️キャスト
ドラえもん:大山のぶ代(現在89歳)、のび太:小原乃梨子(87歳)、スネ夫 :肝付兼太(16年死去)、ジャイアン:たてかべ和也(15年死去)、しずか:野村道子(84歳)、出木杉:白川澄子(15年死去)
