サド和尚

CASSHERNのサド和尚のレビュー・感想・評価

CASSHERN(2004年製作の映画)
2.3
新造人間というより何だか特殊なゾンビ。
響かないキャシャーン。多少は砕くキャシャーン。いろんなひとに叩かれるキャシャーン。キャシャーンがやらなくても別によかった。フレンダー、ただのかわいい生犬。
よくも彼の大事なバディを!

音楽のPVを沢山撮ってきた監督の作品なので、インパクトある劇的な画はさすが。な特にソビエトをスチームパンクさせた様な国家ビジュアルは少し好みです。
しかし、それだけの作品。
視覚の衝撃力に寄り過ぎていて、冒頭こそそれなりに説明はありますが、後半からは訳を分からせてくれない展開を見せ付けられるだけでした。
ミサイルストーム自爆ロボ戦の顛末など、その最もたるもの。あれはいったい何だったんでしょう。

3分間ポップスのPVの論法を、2時間映画にそのまま持ち込んだ結果な気がしないでもないです。
3分間だったら良かったのに。
まあ、どなたかが言っていた様に、宇多田ヒカルさんのPVとしては、それなりに悪くないかんじでした。
長いけれど。
サド和尚

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