伝統ある女子校で転校生が問題児たちに影響されてイケイケなグループに所属し青春を謳歌した後、なんやかんやと反体制的に学校と対峙して若者の青春が勝利する映画っぽい
という最初の予感が
大筋あたっているものの
どの要素も予感や予想を全て上回っている内容で
濃密というには、良い意味で軽やかな作品で
だけど中身が薄っぺらいわけでもなく鑑賞後にしっかりと余韻が残る不思議な作品だった
特に印象的だったのは
女子の方が下ネタであったり男性よりも強い生き物として描かれるのが常な女子校が舞台の映画の中でも
えげつなさが抜群に強い
実際対となる男子校に通い
地元の有名女子校の噂もよく聞くことも多かった自分としては
実際女子校ってそういうえげつなさはあるだろうなぁと思い
リアルな描写だと思う笑
作中後半はその女子校と男子校の合併の話に対しての賛否がキーワードになるのだけど
作中では女子校校長が共学にあっては女子は男子の陰になってしまう
とその時代当時の女性の立場の弱さからの考え方として
現在では前時代的にも感じるが
実際
男子が強い
女子が弱い。という考え方ではなく
女子しかいない女子校での生活と
共学で男子の目を気にした生活は
思春期なこともあってどうしても違ってしまうのは事実だと思う
最後に、作中人物のその後も描かれていて
個人的に1番好みだった子のその後が…1人だけ、ひどくね?笑
邦題のとおり
まさに女子に見て欲しいガールズムービー