楚原×狄龍コンビがおくる武侠映画
安心の面白さだった


濡れ衣を着せられた狄龍は自身の無実を証明できるのか？…というストーリー
古龍の小説が原作で、この題材は袁和平によって「小李飛刀」としてドラマ化されてたりもする
武侠映画なので相変わらず展開が早くて登場人物が多いので、原作を読んでない人間からしたら着いていくのに必死なんだけど梅花盗の正体を突き止めるという本筋が通っているからサスペンスとして楽しく見れた
情に厚い剣客である狄龍が情の厚さで危機に陥るものの情の厚さで窮地を救われるという展開も良かった
基本的にいつも武侠映画であるような変な武器やぶっ飛んだ展開はないんだけど、毒のくだりはちょっとコントっぽくて笑ってしまった


アクションは唐佳なだけあって安心して見られる
本作のアクションを見ていて思ったのは引いた画と何かと「越し」の画が多い事
柵越し、木越し…つまりアクションの雰囲気を重んじていて、そういう意味ではチンシウトンっぽいアクションではある
でも立ち回りをしっかりと作り込んでいるので、シンプルな引きの画でも十分見応えがあって良かった


狄龍やイートンシンのキャストもバッチリハマっていて、武侠映画見たなぁ〜と確かな満足感を与えてくれる一本だった

アマプラ字幕無。蛇使いの刺客の所は100点