ベイブ／都会へ行くのふていのネタバレレビュー・内容・結末

　牧羊犬コンテストで優勝して時の豚となったベイブの元には、多くのメディアからのオファーが殺到していた。静かに暮らすことを望んでいたアーサーだったが、不慮の事故で大怪我を負った挙げ句、借金がかさみ牧場経営が難しいことも判明。アーサーの妻エズメとベイブは番組に出てギャラを得るために都会へと向かうが、麻薬犬の気まぐれによって薬物の密輸を疑われたエズメは予定していた便に乗れず、番組出演は不可能となり…。

　牧場を舞台に牧場主の家族や周りの動物たちとの生活のなかで成長していく牧羊豚ベイブの姿を描いた『ベイブ』の続編である今作は、都会に出たベイブが様々なトラブルに対して真摯な姿勢で対峙する様子を描いている。動物にとっては住みづらい都会の地を駆け回る、隅に追いやられた動物たちの必死の抵抗に心揺さぶられた。動物だらけのホテルを経営する女性とエズメも魅力的。