わい子

ぼくのバラ色の人生のわい子のネタバレレビュー・内容・結末

ぼくのバラ色の人生(1997年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

とても好きな映画。

可愛い。

制作国がフランス.イギリス.ベルギーとゆうことで、すごーく色使いや見せ方が独特。

これは初めて。 でもすごくステキ。派手でキレイ🎨

リュドヴィックは純粋で、自分を女の子だと思いたい男の子。

お姫様みたいになりたくて、ただ純粋に可愛くなりたいとお化粧をする。

このリュドヴィックがまた、もう、本当に可愛い!!!!

吹き替えが高山みなみさんなのには驚いた。

てっきり超マニアック、サブカル映画、ミニシアター系だと思ってたから。

しかし、なんてこと!!!こんなに可愛い男の子がいるだなんて❤

ほんと、まるで女の子❤

ショタコンじゃないけど、これはもう、キュンキュンしてしまう❤❤❤

守ってあげたいー、まさに天使👼



彼はただただ純粋なのだ。

そんなリュドヴィックの純粋な気持ちと世間や大人とのギャップ…💔

だから、この世に男の子として生まれてきてしまったことに、私まで辛くなってしまった、映画だってのに。

見ていてこっちまで傷つく。

大島弓子の「つるばらつるばら」という作品もそうだけど、こういったGIDの子、本当に切なくて苦しい。

しかも、この子がこんな可愛いもんだから、つい女の子として見てあげたくなっちゃう。


これだけ可愛いんだから、もういいじゃん!女の子としてあげてよ!!って言いたいとこだけど、

もし、自分が親になって自分の子供がこうで、家庭があぁやって追い込まれたら?
(お父さん仕事失ったしね🍂)
って考えたら、キレイ事言ってられないのかも知れないし😞


せっかくおめかしをしたのに、お母さんに止められて、化粧を無理矢理落とされ、やめましょうねと諭される。


リュドヴィックは、なんで可愛くお姫様みたいになることがいけないのか分からない。


リュドヴィックのおばあちゃんは、ファンキーで明るくて、とてもリュドヴィックに理解がある。

おばあちゃん家で「パムの世界」とゆうリュドヴィックの好きな番組を観て、楽しく踊るリュドヴィック(色使い‼ さすがだった‼)

それを見て一緒に踊るおばあちゃん。


「あなたってほんとに楽しい子ね」

おばあちゃんはリュドヴィックの全てを受け入れてくれる良き理解者。

でもお父さんのボスとその奥さんに何を吹き込まれたのか、結婚式ごっこで永遠の愛を誓ってくれたはずの友達🐻もよそよそしくなり、リュドヴィックはついに精神科へ……

リュドヴィックは悲しみのあまりお姉ちゃんに助けを求め、

お姉ちゃんも、リュドヴィックにどう説明してあげたらいいのか分からないけど、
学校で習った遺伝子の話をしてくれる。


リュドヴィックは神様が、XとYを配った時にリュドヴィックのXを落としてしまっただけなのだと信じてる。

すごく考えさせられる映画だったなぁ。

胸の痛くなる現実とリュドヴィックの純粋さ、メルヘンな色鮮やかな前半と、後半の色を失った悲しい現実……


髪まで短くされて、静かに涙を流す。

リュドヴィックのバラ色の世界も、夢と愛で溢れているパムの世界も消え、映画全体がこの辺りから色を失う。

その表現の仕方がまた素晴らしかった👏

この対比、バランスにセンスを感じた✨


素晴らしく好きな映画の一つとなった。


自分ならどうするか、何か良い答えを出したい。


最後は、現実なら有り得ないようなミラクルが起きてハッピーエンド🎉

絶望と共に色を失っていた世界に、少し色味が戻ってた。

ラストはパムが飛んでいる青空でend。

個人的に、あんまり現実離れした終わり方って好きじゃないのだけど、あまりにもリュドヴィックが可愛かったから、

こんな奇跡が起きて皆がハッピーなら、もう全然許せちゃう!!!って思えた🌹(笑)
わい子

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