キルキルマキル

メイキング・オブ・ドッグヴィル 〜告白〜/ドッグヴィルの告白のキルキルマキルのレビュー・感想・評価

4.1
優しく、まじめに、作品と向き合ったニコール・キッドマンは、役そのものに見えた。素なのか、メソッド演技法を引きずっているのかはわからないけれど。

誰しもが、辛い、かえりたい。という撮影現場で、それを受け止めつ、撮影を遂行したラース・フォン・トリアーが本当に死にそうになっていて、苦しかった。本編より苦しかったかもしれない。
ああいうふうに繊細に、優しく生きているからこそ、自分に、役者に、スタッフに、観客に厳しい映画を撮れるのだなと思った。

言論の自由という名の懺悔室のような個室があって、その中をビデオで撮っていたのだけど
日本だと、役者がとっても人気商売だから成立しない気がして、文化の違いだなと思った。
うーん。