メイキング・オブ・ドッグヴィル 〜告白〜/ドッグヴィルの告白の作品情報・感想・評価

メイキング・オブ・ドッグヴィル 〜告白〜/ドッグヴィルの告白2003年製作の映画)

DOGVILLE CONFESSIONS

製作国:

上映時間:52分

ジャンル:

3.4

「メイキング・オブ・ドッグヴィル 〜告白〜/ドッグヴィルの告白」に投稿された感想・評価

僕はラースフォントリアー監督大好きなんですよ。

メイキング映像って、プラスの要素を押し出したり、キャストのインタビューでも作品に対して好意的に答えたりするのが一般的だと思うのだけど、
このメイキングは真逆。
キャストは現場が嫌になり愚痴をこぼしたり、監督は「俳優が怖い…」などと言い出してしまう。

「ドッグヴィル」と言う作品は一つの街の中で起こる人間関係の話なんだけど、
実際の街でロケをせず、広めのスタジオの床に「教会」「店」「家」とか書いているところに、ドアとかベッドとか簡易的な小道具が置いてあるだけの空間で撮影されている。

そのスタジオの隅にメイキング用の「告白部屋」という小さい個室を用意し、何か言いたい人はここに入って語る。
はじめは好意的なことを語っていた人たちも後半は愚痴と嘆きしかこぼさなくなる。

ラースフォントリアー監督がチームリーダーとて、目指すことと出来ることの解離が激しい方に見えた。
声小さいし、優柔不断だし、言っちゃいけないことポロっと言ってしまうし、みんなに愛想を振りまいて楽しくやってもらおうとするけど結局嫌われるし、威厳がないナメられ気質の人に見える。
頭の中にビジョンはあるからこだわりたいんだけど、こだわって撮り直そうとするとキャストにキレられる。
これが同じくこだわることで有名なフィンチャーだったら絶対にこうはなってないだろう。

けど作品としては最終的に魅力的なものばかりだからなぁ。
監督はこのままでいいと思う、
役者陣もうちょっと優しくしてあげてよ。
pika

pikaの感想・評価

3.5
仕切りのないセットで作られた革新的な映画「ドッグヴィル」の撮影所の片隅に置かれた「告白部屋」、その中でジワジワと追い詰められた出演者たちが疲弊しきった表情で「告白」をする。
カメラを意識した「役者」がする告白とは、いくら精神的にヘトヘトな状況とは言え本性ではないだろうところを、この映画の独特奇異な特性から多少なり隠された、いや自分でも意識していない「疲労により吐き出された愚痴」みたいなもの、そんな観客の「見たいもの」をカメラで捉えつつ、今作のメインはおそらくトリアー監督の人間性を見せたかったのだろう、役者陣の愚痴含め今作のテーマをドキュメントでなぞらえるよう意図的に演出されている。

告白部屋はこのドキュメントのためのものなのか、自分をさらけ出してしまうのに「さらけ出してくれない」と言われてしまうトリアー監督の、他者との付き合いづらさから生まれる「他者の本音を聞きたい」という欲求の化身なのか。

映画のドキュメントというのを超え、触れ合うことに意味を求め、触れ合わないことに意図が生じる人間関係という常識を端的に表現した一つの作品として興味深い面白さだった。
『ドッグヴィル』のメイキング

撮影中に置かれた箱の告白がメインかと思いきや、撮影の方がメイン。
監督と議論を交わす役者たちの熱がただただ良い
羽柴

羽柴の感想・評価

3.5
あれほどの作品を作るには苦労があるのだなと。特にニコール・キッドマンの追い込まれようがすごい。
これですよ…!!!これがあの異次元空間を造り上げた方々です(?)

ドッグヴィル本編を観た後にこちらのメイキングも鑑賞…。キャストの皆さんが理解の難しい作品に対して、また監督に対して、本気で参ってましたね。

このメイキングを観た後に本編を見直したら、また違った見方ができて良かったです♪

本気でキレるポールベタニーが怖かった(笑)

よくぞあんな映画を完成させてくれたなぁと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
若狭湾

若狭湾の感想・評価

3.0
ドッグヴィルの告白
ドッグヴィルのメイキング?予告で俳優が「あの監督とはもう二度と仕事をしたくない」というようなことを言っていたので、どれほど人格が破綻した人間なのかと思ったら、ただの情緒不安定のこだわり屋さんだった。
しかし環境が環境なので監督だけでなく俳優もみんな徐々に病んでいく。最初は和気あいあいとしていたのに、終盤になると笑顔が消えていく。「懺悔室」も迫真。
外国人の感情の機微はとにかく全然わからないのだけれど、本当にどこまでが演技でどこまでが素なのかわからない。
RYUYA

RYUYAの感想・評価

3.5
ドッグヴィルの貴重なメイキング。
嫌われ、行き詰まり、泣く。ラースの背中が可愛かった。
とにかく鬱がすごい。

こうゆうの見ると、ポール・ベタニーにはアベンジャーズシリーズとか出て欲しくなかったなぁと改めて思う。マッツ・ミケルセンも然り。
出演者をイジメぬくことで鬱映画にしたい監督と
病むことを求められた出演者の告白のドキュメンタリー

なんだが…およそどーでもいい
がい

がいの感想・評価

3.5
ベタニーが本気でムカつき、そして病んでる姿が拝める
コレだけでも(コレだけ)必見
本編は好き。
現場の苦悩も感じられた。

だけどトリアーの言葉がもっと聞きたかった。
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