ジャネット・ゲイナーとチャールズ・ファレルの共演12作目にして最終章を飾る都会派恋愛映画。カリフォルニアの大学を卒業した4人の男女がNYで成功しようという話だが新聞記者を目指すジャネット・ゲイナー以外は何をしてるのかはあまり描かれない。ちなみにファレルは弁護士ジェームズ・ダンはラジオのアナウンサーそしてジンジャー・ロジャースは女優と。しかし空中レヴュー時代とコンチネンタルの間にある本作のジンジャーは歌も踊りも無くただただ迷惑な浮気女でそれにフラフラついてくファレルも(いつもながら)どうしようもない。風俗描写としてはTWAのセスナ機で大陸横断とかNYはコニーアイランドの最初のルナパークとか(1944年に火災により焼失)クライマックスはやはりグランドセントラル駅でしょうなどと楽しめる。あと養子斡旋業の手伝いをしてるゲイナーが抱っこしてる大きな赤ん坊がシャーリー・テンプルで驚いた。失恋で病気に？なったファレルをゲイナーが看病したり髭をあたる場面は第七天国を思い出させる。物語とは逆で現実ではファレルの方がゲイナーにぞっこんだったという彼への贈り物でしょうか