録画して見始めたものの、余りに衝撃的な内容で都合三回に分けて見た。
2007年当時の戸塚ヨットスクールに密着しつつ、同校の教育方針には否定も肯定もせずにあるがままを撮す取材班のポジショニングが絶妙。それゆえ取材時に起きた意図しない事柄の凄まじさが衝撃を覚える。
訓練生同士の弱いものいじめも戦慄だけど、何よりも彼らの親の言動がどれも違和感があってずっと引っ掛かっててる。
取材時に戸塚スクールに集まったマスコミにもカメラを向けて報道のあり方を問うてるのが東海テレビらしい切り込みだと思う。
放送時映画本編の前後についてた、三宅アナが2018年現在の戸塚ヨットスクールを訪ねて話を聞くシーンも興味深い映像だった。校長の奥さんの穏やかな感じが更に複雑な感情。あれだな、戸塚校長は性悪説から体罰を是としているんだな。
教育としつけと体罰の違いについて深く考える良い機会になった。