ミミックさんの映画レビュー・感想・評価

ミミック

ミミック

映画(2036)
ドラマ(17)

リアル恋人体験(2015年製作の映画)

3.6

失恋した男がレンタル彼女を頼むが…。

逆にありな設定にも思えてくる。
200ドルが高いか低いかはそれぞれ。

アド広告をクリックした主人公と同じように、このジャケットを見て釣られた人が見て内容に驚く
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ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

3.5

二つの地域で同時代に生きる二人のベロニカ。
詩的なやり取りと美しい光の競演。
二つに分断したドイツの歴史からこうした表現が生まれるのだろうか。
人形劇とオーケストラの対比も良い。

或る終焉(2015年製作の映画)

3.8

終末患者と一対一で向き合う介護士デヴィッドの日常。

説明こそ少ないがそれゆえやり取りがリアルで、我々の世界と地続きな印象を与える。

デヴィッドの仕事に向かう姿勢は誠実かつ丁寧で、患者から望まれてい
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最期の星(2017年製作の映画)

2.9

ワンカットの中で人が現れたり消えたり、スケールが大きくなる宇宙空間やゲリラ的な渋谷での撮影など、監督がやりたい事にチャレンジしたような印象。

内容で言うと、高校に上がって誰とも打ち解けられずに辛い思
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バレンタイン(2013年製作の映画)

3.4

一方的に愚痴を話し続ける女性と隣で黙って聞いてる女友達。
最後の友人の行動は友達の延長ともとれるし、それ以上にもとれる。
案外、幸せは身近に転がってるのかも。
一人たたずむ姿が余韻を残す。
見返すと友
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パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

3.6

テロの悲劇を被害者側から描く作品が多い中、今まさに自爆テロをする人間を描く今作は稀な存在。

揺るがぬ信念を持つ者の行動を止めることの難しさ。

環境や家庭など自分ではどうすることのできない条件で、主
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美術館を手玉にとった男(2014年製作の映画)

3.7

贋作作品を作り、売るではなく寄贈するおじいさんに密着。

美術館員さえ騙してしまう高い技術はエンドロールの見比べ映像を見れば明らか。

本物そっくりに仕上げる才能と内から出てくるものを作品にする才能は
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.6

・現実逃避にはうってつけの癒しムービー
・キャラクターの声をこちらが勝手に想像出来るので可愛さがより増す
・ほぼ同じ顔の中に個性を見いだす日本人の特性にマッチしたキャラデザ
・オオカミにむしろ食べてと
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COMET コメット(2014年製作の映画)

3.3

彼女とあり得たかもしれない横の可能性ではなく、彼女と過ごした縦の時間をシャッフルして見せていると途中で気づく。

まるで女性にフラれた監督が、あの時ああしていればこうしていればと未練がましく思ってる様
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あさつゆ(2015年製作の映画)

3.4

青のカラーコーディネイトが朝顔にマッチしてる。
キスシーンに瑞々しさがほとばしってた。
『イノセント15』の小川紗良が大学生のときに監督・脚本・主演・編集した短編らしい、すげー。

サインスピナー(2013年製作の映画)

3.5

店の看板を回して小銭を稼ぐ少年たち。

大きな起伏はないけれど貧困の日常がきちんと描かれているし、画がしっかりしている。

ティーンエイジャーの幼さから来る危うさ。

ティモシー・シャラメはいるだけで
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テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

3.6

ふらっと立ち寄ったカジノにハマってしまい、借金が膨らんであとに戻れなくなる父親(ヘンリー・フォンダ)は起死回生出来るのか。

始まりは取っつきにくかったけど、ポーカーが始まる辺りから面白くなっていき、
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.9

前作の最後から始まり、ループの原因をチームプレイでクリアするため奔走するツリーたち。

話が多重的になってもコメディ要素をより増してテーマも多岐に渡るシナリオ構成に唸る。

今回のツリーは学習力が飛躍
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.7

ループものということで『恋はデジャヴ』にもちゃんと目配せをしている。

主人公がごりごりのギャルだから、深刻にならずにどこかあっけらかんとしていた。

ループすることで体に負荷がかかるのが制限があって
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ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

3.3

とりあえず心身ともに健康でないと子育てはしてはいけない。

育児ノイローゼの面もあるけど、母親にはまず適切な治療を。

ホラー映画をメジャーにする条件に子役のかわいさはあるなと思った。

まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

3.5

養子として別々の環境で育った三つ子。
運命的な再開を果たした背景に存在した恐ろしい社会実験の実態。
これからのAI社会を考える上で、遺伝か環境かはとても興味深いテーマ。
自分も知らないうちに、という点
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天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

3.6

vimeoにて期間限定で無料公開中。
おじさんと少女と少女の妹。
基本会話劇なのにしっかりファンタジー。
他人の中に身内の存在を見い出したら戸惑うだろうな。
人は信じたいものを信じたいようにするもの。
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Munchausen(原題)(2013年製作の映画)

3.7

『ミッドサマー』のアリ・アスター監督による台詞なしの短編。

家族のなかで、ここでは特に母親による喪失を怖れるあまり息子への依存がエスカレートしていく恐怖を描いている。

カメラのパンを効果的に使って
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ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

3.8

名作をもじってパロディ映画を作るボンクラ高校生が主人公なんて、映画好きにとってはドストライクの設定。

いわゆる難病ものの青春ムービーながら、常に状況を俯瞰しアンチセカチューかのように泣かせにいく展開
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コーダ(2013年製作の映画)

3.4

死者の魂が見つめる死と生の狭間。
輪廻するにしてももう少し漂っていたいものなのに、あの世でも急かされるのはイヤだな。
真実を見つめるキツネが示唆するものとは。
見た目は死神なのに、聖母みたいな包容感。

孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)

3.2

男性目線で見ると、エル・ファニングと世界で二人きりだったらの妄想が楽しめる。
人体を楽そうに引きずっていたが、ピーターの役は見た感じより力が強い設定なのかな。
個々人に解体された世界でも人は繋がりを求
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死霊のえじき -ブラッドライン-(2018年製作の映画)

3.0

ロメロ作品ではなく最近作られたリブートもの。

ゾンビものって、感染が急速に広がり自分も危うくなる恐怖、自分にどんな危害を加えるか分からない人種の恐怖…など結構社会的な捉え方ができるんだな。

ストー
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深夜の告白(1944年製作の映画)

3.6

保険金殺人サスペンスのひな型のような作品ながら、ちゃんと犯人がばれないかハラハラするストーリーテリングは監督の確かな腕を感じた。

殺害場面を見せずに共犯者の顔にズームしていく演出がクール。

遂行前
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豚と軍艦(1961年製作の映画)

3.5

戦後の喧騒のなか逞しく生きる若いチンピラの彼女のカップル。

長門裕之の絶妙な軽さと、本作がデビューとは思えない吉村実子のバイタリティ溢れる演技が印象的。

街に放たれる豚と港でアメリカ兵がを待ち構え
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霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

3.4

怪談話を積極的に聞き入る姿勢がないと眠くなる。
音の使い方はホラーのセオリーに乗っ取って丁寧に作られてた印象。
あえてアナログのオープンリールを使っていて雰囲気がある。
「とり憑かれる」は聞いたことあ
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.2

せっかく岡田麿里なのだからいかにもアニメっぽいドラゴンだの中世っぽい世界観にするより、『ベンジャミン・バトン』みたいにリアルな世界でのファンタジーが見たかった。

中島みゆきかと思ったけど織物のアイテ
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

3.0

ニコラスが『アダム・チャップリン』のような世界をマジにやっちゃうところが憎めない。

カルトたちへの復讐という意味で最新のタランティーノ映画もよぎる。

全体的に画面が暗い、気をてらった照明、腕をあげ
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ガス人間第1号(1960年製作の映画)

3.3

いわゆる透明人間ものを当時の日本でやると怪奇特撮ものになるのか。

男が能力を悪用してゲヘヘな展開ではなく、身をさらした上で惚れた女性に入れあげるというプロットが悲哀があり面白い。

変身するときの効
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大人のためのグリム童話 手を失くした少女(2016年製作の映画)

3.2

色のついた水墨画タッチは新鮮だけど、この手の表現はどうしても最高峰の『かぐや姫の物語』と比べてしまう。

"大人の"とつくなら暴力的や性的にもう一歩踏み込んだ表現を期待したが、主人公が感情を出す場面の
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クリクリのいた夏(1999年製作の映画)

3.4

豊かな自然が生えていたが後に埋め立て地になってしまった、かつてクリクリが過ごした沼地での少女時代。
対称的な中年ガリスとリトンのブロマンスなやり取りにほっこり。
リトン役は『奇人たちの晩餐会』で有名な
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VERSUS ヴァーサス(2000年製作の映画)

3.5

テンションの高いゾンビアクションバトルに脳汁が出る。
ゾンビを越えてもはや怪異と化した人間の動きが良かった。
ストーリーを追うな、アクションと人体破壊をひたすら楽しめ。
カメラが忙しすぎてせっかくのア
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愛を綴る女(2016年製作の映画)

3.4

本物の愛を探す妻ガブリエルと愛情表現を知らない夫ジョゼ。
過去の不貞に思いを寄せる話かと思いきや、それさえも包んだ大きな夫婦の愛の話に見終わってじんわり。
パニック障害とヒステリーの違いがあいまいだっ
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イメージの本(2018年製作の映画)

3.4

音声、色彩、物語、リズムを解体して映画という芸術を改めて問い直す。

暴力が終わらない世界に希望はあるのか。

言葉というものは本当に厄介、シンプルに削ぎ落として生きるのに年々憧れが強まってる。

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TUCK ME IN(原題)(2014年製作の映画)

3.8

スペインの監督。
たった1分でも充分ドラマがあるし、背筋が凍った。
どういうことなのかと寧ろ画面に映る以外の時間を想像させる。
これからの時代SNSでバズるのはこういった作品なのかも。

果しなき欲望(1958年製作の映画)

3.5

強盗のために悪党五人が集まって穴堀り。
古き良きケイパーものの始まり、人間の欲が絡み合いエゴがむき出しになる。
男も女も今の邦画にはない泥臭さ。
コメディタッチからシリアスに移行する流れうまい。
「集
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脱脱脱脱17(2016年製作の映画)

3.3

監督が17歳の時に撮ったという情報を加味していないと、映像の拙さとか世界観に浸るには尺が長い。
主題が次々と変わるので語りたいことが多いんだろうな。
ストリップ小屋での話はよくわからなくて退屈。
男は
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