ミミックさんの映画レビュー・感想・評価

ミミック

ミミック

感想は偏れ、点数は気まぐれ、映画の好みは人それぞれ
2017/6/12開始、それまでのオールタイムベスト
・プライマー(2004)
・アクトオブキリング(2014)
・シンゴジラ(2016)
・アレックス(2003)
・恋人たち(2015)
・パーフェクトブルー(1998)
・戦慄怪奇ファイルコワすぎ!File-4トイレの花子さん(2012)
・トガニ 幼き瞳の告発(2011)
・GO(2001)

映画(1016)
ドラマ(5)

ポン助の春(1934年製作の映画)

3.4

大石郁雄による1934年のトーキー作品。タヌキの子どもが主人公のモノクロアニメ。「雪やこんこん」や「はるがきた」などの童謡はこの頃からあったんだ。竹の子の皮を剥くときと同じ動きで鳥の羽をむしる(笑)。>>続きを読む

夜明け(2018年製作の映画)

3.2

真夜中、ウェーイなノリで海に漕ぎだした男女3人が翌日遭難する。周りに何もない海原はある種の密室空間と化し、追い詰められ、狂わせる。自分だったらおそらく一日ももたないだろうな。海と同じ色の下着。残酷さを>>続きを読む

青い犬(2018年製作の映画)

3.0

部屋に閉じ籠り、回りのものをみんな青色に染めてしまう父を見かねた息子がとった行動。ビジュアルのインパクト重視なのかな。青い瞳に青い顔が馴染む。希望を感じる屋上のラストシーン。

ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険(1988年製作の映画)

3.5

劇場版のシリーズ三作目、悟空の少年中期ごろの話か。
天下一武道会に出ることになった悟空とクリリン、玉を狙う鶴仙人と桃白白。
キョンシーとラストエンペラーがモチーフのチャオズと天津飯の友情。
キャピキャ
>>続きを読む

野獣(2018年製作の映画)

3.7

誰もいない大自然が広がる鉱山で遊ぶ二人の少年。
軽いおふざけがふとしたことで取り返しのつかない事態に…。
非常に雰囲気のある作品だった。
子供なら誰しもそれくらいの危険察知能力だから余計怖い。
後悔先
>>続きを読む

人魚(1964年製作の映画)

3.6

手塚治虫による1964年の作品。漫画の手塚作品とはイメージの違うシンプルな造形の線画。空想を楽しむ少年を拘束し、詰問し、拷問し、弾圧する政府の人間。トラウマを植えつける場面は『時計じかけのオレンジ』を>>続きを読む

パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

2.6

石井岳龍と宮藤官九郎と町田康を掛け合わせると、どの良さも打ち消して全くゼロの感情になってしまい、終始すんとした顔で見てた。
見てくれだけ時代劇で、会話や言葉が現代なのをパンクと言うの?
ナレーションと
>>続きを読む

娘・妻・母(1960年製作の映画)

3.4

豪華な役者陣で送る、母と二男三女の家族の物語。
いつの時代も家族のあり方は普遍的。
仲代達矢の迫りくる顔面が強烈。
画面に余計な情報がないので腰を据えてじっくりと見れる。
人物の関係性を丁寧に伝える演
>>続きを読む

心霊玉手匣 其の三(2014年製作の映画)

2.8

ある男の頭に念写される映像の謎を追う心霊フェイクドキュメント。玉手匣シリーズとしては支流なのかな。霊が写ったら丁寧にリプレイしてくれるほん呪使用。念写される映像のまがまがしさは結構あり。ノリが随分チャ>>続きを読む

ハン・ゴンジュ 17歳の涙(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

・見たあと基になった2004年の事件を確認してもう一回見た、事実はもっと酷かった
・加害者のなかに権力者の息子がいるため全員不起訴、学校側は問題があるからと被害者の受け入れを拒否、加害者の親が被害者本
>>続きを読む

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

3.7

・台湾の冠婚葬祭を通じてひとつの夏が終わる、とある中流家庭の家族を描いたThis is ホームドラマ
・全体の空間を引いた目線で客観的に捉えているのでとてもリアルに感じる
・父の取引相手の日本人をイッ
>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.5

映画館の暗さでも判別が難しいほど全体的に画面のトーンが暗い、加えてどっと増えた新キャラの説明が主のため壮大なダイジェストみたいだった。

前回より前髪がボリューミーなE・レッドメインは素敵で、魔法動物
>>続きを読む

9<ナイン> 〜9番目の奇妙な人形〜(2009年製作の映画)

2.7

数字が記された人形たちのアドベンチャー。布の生地とか麻の質感が惜しい。レコードで掛かる「オーバー・ザ・レインボー」はダークな世界観と合ってた。80分の尺に見合った内容ではなかったな。

―――――――
>>続きを読む

JUMPING(1984年製作の映画)

3.9

手塚治虫による1984年のアニメ作品。天才の発想。アニメーションでしか出来ないことをかなり意識してやってる。徐々に大きくなる上下運動は浮遊感抜群。毎回着地したときに地面の映像を入れるのがポイント。今で>>続きを読む

闇・光・闇(1989年製作の映画)

4.0

チェコの作家ヤン・シュヴァンクマイエルによる1989年の作品。ひとつの部屋の中に人体のパーツが集まってひとりの男が出来上がる。イマジネーション溢れる7分間で、これ見るとクレイアニメって楽しい!ってなる>>続きを読む

ふくろう(2003年製作の映画)

3.3

天丼という笑いのジャンル。伊藤歩の脱ぎっぷり、大竹しのぶの張り声・歌・叫びを堪能。男性俳優らによる死に際の一言大喜利が楽しい。一人ずつやって来るのをフリにして、後半次々と来客して二人がてんやわんやする>>続きを読む

On your mark(1995年製作の映画)

3.8

『耳をすませば』と同時上映のチャゲアスのミュージックビデオ。組織に歯向かう男二人による少女の救出劇。短い中にジブリのエッセンスが凝縮されてる、戦争と少女(ワンピース姿)とか。ちゃんと楽曲の構造に乗っ取>>続きを読む

修羅(1971年製作の映画)

3.2

男男女の愛憎入り乱れる古典的な復讐劇。敵の手下を延々と殺戮する場面の残虐さと爽快さ。相手の男役の唐十郎が若く色気ある。予告だとカラーが多かったのでそっちの方でも見たかった。赤子の布団を蹴飛ばした時が一>>続きを読む

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

3.8

作品の流れはかなり『ロッキー』一作目をなぞってるけど、スタローンがロッキー・バルボアとして登場するので、リブートでもあり正統続編でもある為どの世代にも楽しめる作りになってるのが上手い。

にしても今回
>>続きを読む

ベイビー・オブ・マコン(1993年製作の映画)

3.7

マコンという町に神の子が誕生してから、人々の争いが激しくなる。とても言葉では表しにくい神話的な世界観。今思いついた例えはあれかな、『マザー!』の終盤の展開が二時間ずっと見せられてる感じ。昔のギリシャ演>>続きを読む

愛を複製する女(2010年製作の映画)

2.9

SF風味の近親相姦もので、後半につれて生理的嫌悪感が増した。
海辺のロケーションが良い。
作品の雰囲気を出そうとし過ぎて、逆にテンポが悪くなってる。
突然のコックローチの大群はやめてよー。また、それを
>>続きを読む

アンジェリカの微笑み(2010年製作の映画)

3.4

カメラ青年のイザクは、棺桶のなかで微笑む美女アンジェリカに心を奪われる。
『アンジェリカの微笑み』というタイトルの絵画を鑑賞してる気分。
特に白いチューリップがテーブルに置かれた部屋のシーンは、どのカ
>>続きを読む

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

3.5

母なる海を母体とし、呪いをかけられた妹を兄が救う為に旅に出る成長ストーリー、と個人的に解釈した。
芸術的な背景に丸みが多いキャラクターは、まどマギを見たときのような異化効果を感じアート性が高い。
海外
>>続きを読む

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

3.5

フレッド・アステアの身のこなしを存分に堪能できる一本。細身のシルエットがタキシードにハット・ステッキ姿とマッチしてまさに至高。
遊技場のダンスシーンのきらびやかなこと、あと夕暮れ時に街灯とベンチがある
>>続きを読む

U・ボート(1981年製作の映画)

3.5

208分のディレークターズカット版をアマゾンプライムで。
政治的なことより潜水艦に乗る現場の兵士たちのリアリズムに重きを置いたことで、他の戦争映画との差別化ができてる。
いくらドイツでも現場は他の国と
>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.4

主人公のベン・アフレックが笑っちゃうほど設定が盛りもりで、出来杉くんより出来すぎるキャラだった 。
『ピッチパーフェクト』のA・ケンドリック、『ベイビードライバー』ジョン・バーンサル、『セッション』の
>>続きを読む

魚と寝る女(2000年製作の映画)

3.2

キム・ギドクは本当に、水とボートと喋らない人が好きなんだなあ。
性と暴力が分かりやすく描かれるが、今見るとそれがどうしたと思っちゃう。まあ寓話性とイメージの連続が持ち味だからそういうもんだろうけど。
>>続きを読む

ハングリー・ハーツ(2014年製作の映画)

3.7

二人のトイレでの出会いのシーンの空気が素敵だからこそ、それから結婚出産を経て妻が変わっていく様がとてもサスペンスフル。

子育てってこうなる危険性を孕んだものだと勉強になった。育児に関する個人的な主義
>>続きを読む

RENT/レント(2005年製作の映画)

3.1

冒頭から流れる主題歌の「Seasons of love」が飛び抜けて名曲で、音楽的高揚感もそこがピークだった。映画中盤でもっかい流したから、当人らもそう思ってたのかな。

LGBT・エイズ・薬物など弱
>>続きを読む

飼育(1961年製作の映画)

3.9

時代は前後するが、香川照之の『鬼が来た!』の日本版みたい。
ひとりの黒人の存在によって、村全体の空気が澱んでいく様を丁寧にあぶり出す演出力に感服する。
これも戦争の側面のひとつの描き方だと思う。
見た
>>続きを読む

ジグザグキッドの不思議な旅(2012年製作の映画)

3.4

13歳で成人となる少年ノノは、世紀の大泥棒の老人と共に自身のルーツを探る旅に出る。登場人物みんなが優しい世界。両親の馴れ初めの映像がだいぶトレンディ入ってる。パラソルジャンプは驚いた。うまくハッピーエ>>続きを読む

ほとりの朔子(2013年製作の映画)

3.5

大人達の会話が意味深すぎてこわい、さりげなさの中に悪意を込める。
川のほとりで波紋が広がる様を見つめる二階堂ふみは傍観者の立ち位置。肌をさらす無防備な姿が少女の無自覚さを表す。
原発集会の主催者役で想
>>続きを読む

悪い女(1998年製作の映画)

3.3

一家で営む売春宿に、ひとりの娼婦がやって来たことによる家族の軋轢を描く。主演が小沢真珠に似てたこともあり昼メロみたいな荒唐無稽になるかと思ったけど、割りと分かりやすいメロドラマだった。というか、別にそ>>続きを読む

後妻業の女(2016年製作の映画)

3.2

コメディにしては低温。大竹しのぶの真顔フェチとしては、表情を切り替える瞬間が沢山見れて満足、尾野真千子とのバトルもなかなか。軽薄で関西弁の浅黒いトヨエツ色っぽい。終盤の騙す騙されのシーソーゲーム展開は>>続きを読む

地の群れ(1970年製作の映画)

3.3

部落差別が残る戦後の長崎。暗く静かだが、ズシンと重い。時代背景から土地柄まで、あまりに住む世界が違いすぎて寓話的に感じた。会話の内容を理解するには、解説やら字幕なりの補足が必要。OPとEDのネズミの群>>続きを読む

クーパー家の晩餐会(2015年製作の映画)

3.6

他人の幸せを願いたくなる映画。クリスマスシーズンに『ホームアローン』もいいけど、これも地上波で流したら家族でほっこりできる。ひと癖ある大家族もので『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』を思い出す。あぐらをか>>続きを読む

>|