ミミックさんの映画レビュー・感想・評価

ミミック

ミミック

人数の町(2020年製作の映画)

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無機質な管理社会の近未来ディストピアものは日本ではあまり見ないので新鮮。

社会からドロップアウトした人間がどういう末路を辿るのかその使い道のアイデアは面白い。

日本の社会問題を表面をなぞったくらい
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犬猿(2017年製作の映画)

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予告が入ってはよ始まらんかな~と思ったら本編の一部だった。

演技力もあるだろうが、筧美和子と新井浩文のキャスティングが絶妙。

男二人、女二人それぞれの兄弟(姉妹)特有の関係。

多分年がもっと離れ
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ニュー・ミュータント(2020年製作の映画)

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日本でビデオスルーなのも納得の、何とも物足りなさと蛇足感がある若手X-MENだった。

若者5人と彼等を管理する施設の大人一人しか出てこないのも規模感の小ささが出てる。

ラスボスの熊のVFXはそこそ
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ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)

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頭空っぽなギター少年らが電話ボックス式タイムマシンで世界の偉人集め。

ご機嫌な作品は気楽に見れるから息抜きに良いね。

二人が作った歌が遠い未来で世界を救い、700年後先では紙のごとく崇められる設定
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あの日々の話(2018年製作の映画)

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たかだか一年や二年くらいしか違わないのにハッキリとした上下関係があるところや、店員が片付け始めてるのにまだうだうだ駄弁るところが最高に大学生だった。

自分が懐かしいと思うモンゴル800とか湘南乃風な
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明日に処刑を…(1972年製作の映画)

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アメリカンニューシネマ風味なスコセッシ長編第1作目。無法者四人組の窃盗生活とその終わり。スコセッシといえど初めからキレキレだったわけではないんだな。銃の威力を存分に感じられる吹っ飛び。バーバラ・ハーシ>>続きを読む

カリギュラ(1980年製作の映画)

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この作品が上映禁止になったことで逆に話題になったことから「カリギュラ効果」が生まれたんだ。

史劇を撮す場面とポルノシーンがなんかチグハグしてるなーと思ったら、どうやら制作で大分もめてたみたい。

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サーティーン あの頃欲しかった愛のこと(2003年製作の映画)

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むしろ家庭環境が複雑でないところでも非行に走る事はあるだろうし、親という逃げ道を用意してるだけまだ優しい方なのかも。

まだ自分で責任が取れない年齢で悪ぶってイキる姿ほど痛々しいものはない。

自分の
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

東京に暮らす27歳女性の現在地がよく分かる解像度の高い作品だった。

自分が立ってる場所から見える景色しか無いのは確かにそうで、階層が違う人達の見え方なんて仲良くならない限り想像するしかない。

門脇
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

やっぱり坂元裕二の書くモノローグが好き。

映画を見終わったらそれだけでひと恋愛を終えた気分になるくらい始めから終わり(とその後)が詰められた5年間だった。

ただ映画や小説、美術館などのカルチャーを
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恋するけだもの(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

白石監督にはメジャーな商業作品で小銭を稼いでもらって、たまにこういったスルフイングした作品を撮って貰えればそれだけで満足。それくらい濃厚な白石印のラブコメを堪能した。

祝、江野祥平カムバック。

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藁にもすがる獣たち(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作が日本だからか韓国映画らしい陰鬱さや凄惨さは控え目で、確かに血は多いけど打撃の瞬間は映ってないし程よくグロくむしろエンタメ成分が濃くて見やすかった。感覚としては『運命じゃない人』とか『アフタースク>>続きを読む

悲愁物語(1977年製作の映画)

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スポ根からストーカー映画への急ハンドル。原田芳雄は宗方コーチ。江波杏子の般若顔。影で隠す裸体がかえってセクシー。サインの千切り。ラストはアバンギャルド。鈴木清順だもの、普通にはいくまい。

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

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混乱する戦況から男女の恋愛だけをピックアップしてモノクロの美しい映像に仕立てる監督の映像マジックを楽しむ。

映像と歌に酔いしれて話や人物の内面までは入ってこず。

プリシラ(1994年製作の映画)

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広大な砂漠の道を、ただひたすらバスで進む旅の解放感に浸る。

自分にとってどこが生きやすい場所かは人生をかけて探さなければ行けない。あるいはもがいているうちに自然と辿り着くものかもしれない。

ドアロック(2018年製作の映画)

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『ザ・コール』同様、そんなこと一日で起きます?ってほど主人公に次々と悲劇が襲いかかる予測不能サスペンス。

都市伝説的な独り身の女性の部屋で起きたら嫌なことオンパレードで、出てくる男がみんなキモキモす
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にがい米(1948年製作の映画)

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昔イタリアでは若い女性が期間工として田植えをする習慣があったのか。

顔の作りから体型、仕草、言動と何から何まで異なるフランチェスカとシルヴァーナの対比が面白い。

それぞれのカップルが入れ替わってい
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男性の好きなスポーツ(1964年製作の映画)

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尺に合わせてギャグのテンポがゆっくりなのが肌に合わず。
本編に関係ないオープニングがおしゃれ。
原チャリに乗る熊にビックリ。
ギプスを電ノコで切るスラップスティックギャグにヒヤヒヤ。
男女の会話は噛み
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ハリーの災難(1955年製作の映画)

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死体を扱う不謹慎さとそれに反したタッチの軽さがコメディとして上手く機能してる。

紅葉の明るい背景が作品の軽さを助長する。

バレるかバレないかヒヤヒヤする場面でこれでもかと劇伴であおるお得意のヒッチ
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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

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恐らく映画館で見てもうとうとはしただろうが没入度は違う、人物の映し方からも表れてる。

中国の生活用品から生活水準を伺う。

4時間もかけたかいあって、最終地点に自分もたどり着いた気分になった。

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暗黒ベビィ ビクチム(2004年製作の映画)

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クリーチャーのビジュアルは好き。

その他は顔のアップばかり、画質はビデオ、説明不足のシナリオ、何もかも低クオリティのアルバトロス印。

始めの方のクリーチャーが産まれるシーンがピークだった。

こう
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好奇心(1971年製作の映画)

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思春期少年の性への好奇心がノンブレーキで加速する様にこちらがうろたえる。さらっとしてるけど、えっ、そこまで行っちゃうの?みたいな。日本ならこんな開放的な描き方にはならないだろうな。丁度良い塩梅を知るた>>続きを読む

マーサの幸せレシピ(2001年製作の映画)

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孤高仕事人間のシェフマーサが姪っ子のリナを預かることで変わる。

『アバウト・ア・ボーイ』のような期間限定子育てものミーツ『王様のレストラン』のようなバックヤード群像(恋愛)ドラマといった感じでほっこ
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さよなら子供たち(1987年製作の映画)

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寄宿学校で過ごす二人の少年の交流を中心に、1944年ナチス占領下のフランスを子供の目線で描く。

監督の年齢が当時12歳くらいだから、自身の体験が基になっているのか時代の空気が画面に反映されている。
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スタンリー・キューブリック ライフ・イン・ピクチャーズ(2001年製作の映画)

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ワーナーの公式YouTubeで無料配信していて有難い。

一本ごとにまるっと違うジャンルを作っていて、ずらっとフィルモグラフィーを並べるとほんとに一人の監督が作ったとは思えない。ウディ・アレンが1本が
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プラハ!(2001年製作の映画)

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前半の恋に浮かれた男女のパートは懐かしいミュージカル映画の香り。それで突っ走ってほしかったけど後半政治色が出てきた。歌シーンになるとセットに切り替わってダンサーが出てくるのが好き。ミュージカルシーンは>>続きを読む

処刑山 -デッド・スノウ-(2007年製作の映画)

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愛すべきB級お馬鹿ゾンビホラー。

真ん中まではホラーセオリーに乗りすぎてたるいけど、ゾンビに襲われ始めてからは雑さも含めひたすら楽しい。

メタルBGMがやたらかかるのと、雪山なのにゾンビがシャキシ
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カット/オフ(2018年製作の映画)

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リモート解剖シーンははらはらドキドキした。

ミステリー要素には惹かれず。

終盤に向かうほど雑に、単にビックリさせたいだけじゃ…みたいなシーンが増える。

ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢(2008年製作の映画)

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約3000人の中から19人のキャストを巡り8ヶ月かけ行われたオーディションに密着したドキュメンタリー。

『コーラスライン』が名も無き端役ダンサーを描いた作品だけあって、役や劇中の台詞が参加者の人生と
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愛についてのキンゼイ・レポート(2004年製作の映画)

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生物学的にヒトの性について考えると、性の悩みがそれぞれ違うのが興味深い。

秘め事のイメージが根深い日本人。積極的語ってこなかった歪みが昨今の差別や偏見問題に繋がってるとしたら、教育そのものを疑う必要
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Share the Pain(2019年製作の映画)

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この作品の世界での性犯罪は法律によって減ってるのかな。
更なる差別や偏見を生む気もするが。
分かち合いたいものは身体の痛みだけではないはず。
妄想が広がるという意味ではなかなか面白いSFだった。

ミルコのひかり(2005年製作の映画)

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盲学校の生徒らが自主的に音を集めて物語を作る。

感性を研ぎ澄ませ、内なる好奇心を追求する気持ちを大切にしたい。

道を示すことは逆に他の可能性を潰しかねない教育のあり方について考えさせられた。

ミストレス・アメリカ(2015年製作の映画)

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退屈な日々を送る女子大生に親の関係で再婚して新しく姉ができることに。10歳以上離れた姉が夢に仕事とバリバリ働く姿に始めは憧れを抱いていたが…。

浮わついた姉の化けの皮が剥がれていくのは身につまされる
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ギフト 僕がきみに残せるもの(2016年製作の映画)

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産まれてくる息子のためだけだったギフトが、結果として永劫に残る一つの作品として世に出せたことを心から感謝したい。

ゆっくり時間をかけて身体が動かなくなる病気の症状をこれほど丹念に見せてくれて、ALS
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トカレフ(1994年製作の映画)

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乾いた空気感が良い。主人公は元ボクサーなのか、阪本順治のボクサーへのこだわり。子供の声で犯行声明を読むのはグリコ森永事件がよぎる。風車が燃えるのは『ウィッカーマン』みたい。佐藤浩市はこの作品が阪本監督>>続きを読む

ゴッドファーザー・オブ・ゴア(2010年製作の映画)

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本人や当時の関係者らが振り返るハーシェル・ゴードン・ルイスの映画制作の歴史。

作風からは想像できないがスプラッター映画を商業的に成功させるためにかなり冷静に作っていたんだな。

血の鮮やかさとか画面
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